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夜歩く 創元推理文庫アンリ・バンコランシリーズ
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夜歩く 創元推理文庫アンリ・バンコランシリーズ

ジョン・ディクスン・カー(著者), 和爾桃子(訳者)

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夜歩く 創元推理文庫アンリ・バンコランシリーズ

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2013/11/29
JAN 9784488118358

夜歩く

¥814

商品レビュー

3.3

21件のお客様レビュー

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2026/04/23

好きだなぁ、カー。 今回は予審判事アンリ・バンコランシリーズです。 でも、バンコランだろうとフェル博士だろうとHM卿だろうと、「好きだなぁ」の一言に尽きるんですよね……。 『夜歩く』といえば、同名の横溝正史作品も大好きなのですが、こちらはカーのデビュー作。 大きな書店でこの背表...

好きだなぁ、カー。 今回は予審判事アンリ・バンコランシリーズです。 でも、バンコランだろうとフェル博士だろうとHM卿だろうと、「好きだなぁ」の一言に尽きるんですよね……。 『夜歩く』といえば、同名の横溝正史作品も大好きなのですが、こちらはカーのデビュー作。 大きな書店でこの背表紙を発見した時は興奮しましたし、この表紙がまた素敵!杖を持った人物がバンコランですね。作中で悪魔や吸血鬼にたとえられる御方です。 メインとなる謎は「バンコランと刑事が出入口を見張る密室で被害者は首を切断され、犯人は煙と消えた」というド派手なもの。 じっくりと話を読み進めていくと、怪しげな人物は増え謎も少しずつ形を変えていき、そして謎解きではそれらにすべて論理的な形が与えられる……という、探偵小説のお手本のようだと感じました。今では既視感のあるトリックの、おそらくかなり大本にあたるでしょう。 しかし、私は普段あまり犯人には肩入れしないのですが、今回はさすがにちょっと同情してしまいました……。なので、もうちょっと犯人についての育ちや人となりも知りたかったな、というのが惜しいところ。 今作ではバンコランの学友の息子であるジェフ君が語りを務めるのですが(名前があまり出てこないから名前と顔が一致しない;)、まー彼もなかなかのクセモノ。 事件に深く関わる女性に骨抜きになり、しょっちゅう世界がぐるぐるしている様はまるで我らが関口君のようです。そう考えると、バンコランもちょっと京極堂っぽい? いかんせん「信頼できない語り手」が出てくると警戒してしまうので最後まで彼のことも疑っていたのですが、次のバンコランシリーズからは安心して読めそうですね。 ポオが出てくるだけで私はニッコニコでしたし、パリの絢爛さと倦怠感も独特。 カーはいいなぁ、とそう思いながら今回も本を閉じることができました。

Posted by ブクログ

2026/04/20

ディクソン・カーを読んでみよう。ということで、予審判事アンリ・バンコランの一作目のこちらを。 ある世代以上の人が「バンコラン」と言われて思い浮かべるのは、「霧のロンドンエアポート」で呼び出される長髪のMI6少佐でしょう・笑。はい、その彼の名前の元となったのが、こちらのアンリ・バ...

ディクソン・カーを読んでみよう。ということで、予審判事アンリ・バンコランの一作目のこちらを。 ある世代以上の人が「バンコラン」と言われて思い浮かべるのは、「霧のロンドンエアポート」で呼び出される長髪のMI6少佐でしょう・笑。はい、その彼の名前の元となったのが、こちらのアンリ・バンコラン。事件も「首を斬られた死体」「消えた人影」など怪奇的なのだが、バンコラン自身も「両側を角型にねじった黒髪、鋭い眼光、鷲鼻、口ひげと尖ったあごひげ」というなんだか吸血鬼めいた見かけに、ひと目見ただけでこの人なら大丈夫、と思わせる雰囲気を持ち、黒い正装、本人も「事件解決に24時間以上掛けない」といっているような怪奇小説らしさを強調するような人物。(この本の表紙がイメージですね) 語り手のジェフ・マールはアイルランド系のイギリス人で、彼の父親とバンコランが学友だったことからパリの身元引受人、世間勉強の師匠代わりになってもらっているようだ。 ジェフはある晩バンコランに誘われレストラン兼ナイトクラブに行く。バンコランは各種スポーツ名手のラウール・ド・サリニー公爵から「命を狙われている」という相談を受けていたのだ。 ラウール公爵は今日ルイーズという女性と結婚式を挙げたばかり。ルイーズの前夫ローランが一見学者肌だが実は粘着質の殺人狂だった。結婚していた頃にルイーズを殺しそうになり、彼女はなんとか反撃して助かった。ローランはルイーズとラウール公爵の結婚(ルイーズにとっては再婚)を知ると精神病院から脱獄して、二人に脅迫状を送りつけていた。しかももぐりの整形外科のもとで顔面を変え、その医師を殺して逃げている。そこでラウール公爵はパリ警察や判事に身辺警護を求めたのだ。 しかしその夜、ラウール公爵はナイトクラブの一室で首を切り取られた死体で見つかる。さらにラウール公爵が入ってから誰も入った者も、出た者もいない。密室の殺人事件がおきたのだ。そして顔を変えた「ローラン」は何者なのか? バンコラン登場作品のためか、謎解きでいえばうーん、あんまり…。トリックもやっぱり現代推理小説からしたら「古い」(要するに元祖ってことだが)というものあるし、その反面ヒント出しまくりなので分かるところは早めに分かっちゃうということ、なんといっても登場する事件関係者たちが嫌な奴・ダメな奴ばっかりで謎解きに集中できないorz。 男性たちは麻薬密売、麻薬中毒、女性を食い物にする奴ばっかり。女性たちはそんな男たちに甘いことを言われたようだが要するに金、身体を食い物にされてる。 この中で殺し合うので「まあ被害者もクズだからな」とか加害者たちにも「なんでそこまで堕ちちゃったんだ」との思いが(・_・;) 加害者が殺人に至った事情もかなり酷く、読んでいてその「酷い事情」への嫌悪も感じてしまったよorz 夜のパリに潜む怪奇な事件、複雑な人間の気持ち、誰よりもパリの闇に溶け込むような探偵役などは特徴的ではあるんだがまあ一冊目なのでなんとも言えない。 他のディクソン・カーも読んでみます。

Posted by ブクログ

2026/02/16

そうだよ。同じ人間さ。今回の人殺しはまったく血も涙もないやつだ。こういう所業を勧善懲悪の正当行為だと固く信じこんでいるんだよ。犯罪というものはね、世間なみでは表現しきれないほど深い恨みを、世に叩きつけるための方便だからね。

Posted by ブクログ

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