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地図と領土
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地図と領土

ミシェル・ウエルベック(著者), 野崎歓(訳者)

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地図と領土

2,970

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/11/27
JAN 9784480832061

地図と領土

¥2,970

商品レビュー

4.2

34件のお客様レビュー

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2024/03/12

背景がわからないため十分消化しきれていないが、作品の中に現代フランス社会が描き出されていて興味深い。日本と同様国内需要だけではたちゆかず、ロシア人、中国人などのインバウンドに頼らざるをえない経済、パリ郊外伝統的地域住民の閉鎖性が、国家権力の手先としての警察に対する敵意など、様々な...

背景がわからないため十分消化しきれていないが、作品の中に現代フランス社会が描き出されていて興味深い。日本と同様国内需要だけではたちゆかず、ロシア人、中国人などのインバウンドに頼らざるをえない経済、パリ郊外伝統的地域住民の閉鎖性が、国家権力の手先としての警察に対する敵意など、様々な形で登場人物の生活に影響を与えている。

Posted by ブクログ

2023/04/12

新鮮。他の小説であればそれひとつで物語になっていそうな成功,情熱的な恋,別れ,親の死,殺人などがすべて通過点として淡々と描かれている。作者自身が登場して惨たらしい死に方をするのも…意味深。自分を殺してみたかったのか?意外性を狙ったのか?ジェドの最後の作品とされているビデオ、文字で...

新鮮。他の小説であればそれひとつで物語になっていそうな成功,情熱的な恋,別れ,親の死,殺人などがすべて通過点として淡々と描かれている。作者自身が登場して惨たらしい死に方をするのも…意味深。自分を殺してみたかったのか?意外性を狙ったのか?ジェドの最後の作品とされているビデオ、文字で見るだけでもとてもとても興味深い。「世界」って結局そうなのかもしれない、人生ってこういうものなのかもしれない。アートにもっと触れて、その作品の背景というのを考えてみたくもなったし著者の作品ももっと読みたくなった。

Posted by ブクログ

2022/05/15

なかなか端的に評しづらいのは、本書の中の圧倒的な場面転換(Ⅲ部の冒頭)が小説全体の構成の中でうまく消化されていないように感じたからなのだが、本作が作者自身を含む作家やアーティスト、建築家等が抱えるどうしようもない孤独にかつてないほど肉薄しているのは間違いなさそうだ。 ただ、農業へ...

なかなか端的に評しづらいのは、本書の中の圧倒的な場面転換(Ⅲ部の冒頭)が小説全体の構成の中でうまく消化されていないように感じたからなのだが、本作が作者自身を含む作家やアーティスト、建築家等が抱えるどうしようもない孤独にかつてないほど肉薄しているのは間違いなさそうだ。 ただ、農業への回帰や植物の勝利がイメージされる最終盤はどうも唐突としか受け取れなかった。

Posted by ブクログ

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