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手入れという思想 養老孟司特別講義 新潮文庫
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手入れという思想 養老孟司特別講義 新潮文庫

養老孟司【著】

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手入れという思想 養老孟司特別講義 新潮文庫

737

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/10/29
JAN 9784101308371

手入れという思想

¥737

商品レビュー

4.6

13件のお客様レビュー

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2021/03/16

98-99年あたりに行われた養老先生の講演会をまとめたもの。先日読んだ小島慶子さんとの対談本で、小島さんが推していたので読んでみた。 根本にあるのは、そもそも日本の近代化とは都市化であって、人間がコントロールできない自然を排除する傾向にあるとの論。ウィルスとの関連では、交通事故...

98-99年あたりに行われた養老先生の講演会をまとめたもの。先日読んだ小島慶子さんとの対談本で、小島さんが推していたので読んでみた。 根本にあるのは、そもそも日本の近代化とは都市化であって、人間がコントロールできない自然を排除する傾向にあるとの論。ウィルスとの関連では、交通事故死の数とウィルスによる死亡者数が同じであっても、コントロールできないウィルスの方を異常に脅威と感じるというところが、昨今の流れに合致していてしっくり来た。言われてみれば、自分で発明した自動車に殺されることの方がキミが悪いのに、対処法がわかっていれば安心してしまう不思議な人間心理を指摘されたよう。 小島さんが感銘を受けたと言う子育てについては、子供=自然である、という発想(思うままにならない子供を育てる人が減る→少子化)。言い換えればマニュアル化なのかもしれないが、「これを入力すればこういう結果が出る」ということを求めてしまう現代人の性を指摘されて、なるほどと思ってしまった。子育ても月齢別マニュアルから、「自分の子供が育てにくいと思ったら読む本」云々まで実にさまざまあり、無意識のうちに「子供は親の力で抑制できる/正しい方向に育てられる」と思い込んでいることが育児ストレスを生み出しているのかもと思った。 知識と自分との乖離。当時はサリン事件が騒がれていたこともあり、どうしてそういう若者が生まれたのかと、若者に接する教授としての養老先生の思考が垣間見れて面白かった。

Posted by ブクログ

2014/05/05

大学などの講義録 いささか内容等古い( 当然だが…) ただし、昔からこの人の発言にはブレがないことがよくわかる

Posted by ブクログ

2014/01/30

養老孟司先生の講義録。 日本人特有の「手入れ」という思想から、 「言葉」というものの再定義、人類が行ってきた「都市化」という行動がもたらすもの、「死」というものについて… 意表をついた切り口が鮮やかで、霧がぱっと晴れたようにものごとが分かった気がします。で、IQが10くらいは上が...

養老孟司先生の講義録。 日本人特有の「手入れ」という思想から、 「言葉」というものの再定義、人類が行ってきた「都市化」という行動がもたらすもの、「死」というものについて… 意表をついた切り口が鮮やかで、霧がぱっと晴れたようにものごとが分かった気がします。で、IQが10くらいは上がったような気になりますが、後で人に説明しようとしてもうまく伝えられない。とても難解なことを語っていたのだなと、後で気がつくのです。これは読み返してしまいますね。

Posted by ブクログ

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