商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/10/17 |
JAN | 9784062185684 |
- 書籍
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物語ること、生きること
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物語ること、生きること
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商品レビュー
4.3
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独特の世界観の物語を紡ぐ上橋菜穂子が、どのようにして作家になったのか、物語をどうやって紡ぐのかという、質問に対して答えるために、インタビューを受けて、ライターがまとめた本。 子供の頃の最初の思い出、祖母が語る話が原点であり、作家になりたいがどうやってなればいいのか自分も悩んでい...
独特の世界観の物語を紡ぐ上橋菜穂子が、どのようにして作家になったのか、物語をどうやって紡ぐのかという、質問に対して答えるために、インタビューを受けて、ライターがまとめた本。 子供の頃の最初の思い出、祖母が語る話が原点であり、作家になりたいがどうやってなればいいのか自分も悩んでいたこと、また、そういう人に向け、巻末には自分が読んできた本が紹介されている。 作家を目指すために文化人類学の道に入り、作家になることを諦めていた頃、学者としても作家としても道が開けた話なんかは、いつの間にか読み手も、応援する気持ちになり、本当によかったと喜んでいる自分がいた。 強さへの憧れや、フィールドワークの話、古武術を習いにいったりなど、自分的には上橋菜穂子の意外な一面を知ることができた。それが守人シリーズのバルサに反映されているのだなと。彼女の描くファンタジーは、実際には、どこにも存在しない国、人なのだが、地に足がしっかり着いていて、共感する部分が多い理由も作家自身の生き様や考え方を知ると納得がいく。 アボリジニの子供が学校でカンニングが多い理由が、自分だけがいい点を取るのではなく、仲間にシェアして同じ点を取ったほうがいいという考えや、経験は大事だが、人と違うことをたくさんするのがいいというのではなくて、人と同じことをしていながら、違うものを感じ取ることが大切だという話が、とても印象に残った。
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上橋さんの作品から滲み出る上橋さんの人柄が伝わってくる本でした。 自分を大事に育んでいる、コツコツと育てられて、同じことを作品にもしている、そんな印象でした。 2023.12.29 204
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面白かった。若い頃の思い上がりをそのまま話してくれて、いいのかな、誰かわからない相手にこんなに自分のこと話してくれて。スーパーマンじゃないバルサが生まれたのも納得した。
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