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かくかくしかじか(2) 愛蔵版
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かくかくしかじか(2) 愛蔵版

東村アキコ(著者)

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かくかくしかじか(2) 愛蔵版

817

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2013/05/24
JAN 9784087826531

かくかくしかじか(2)

¥817

商品レビュー

4.3

52件のお客様レビュー

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2023/08/23

漫画家になりたくて美大を志望している明子。南国・宮崎の高校に通う傍ら、エキセントリックな絵の先生、日高先生のスパルタ特訓も受けている。 離れ技の、ヤマカンを駆使するテクニックを使って、センター試験でまさかの高得点を取ることに成功。一次試験重視の大学を本命視し、実技重視の北陸の大学...

漫画家になりたくて美大を志望している明子。南国・宮崎の高校に通う傍ら、エキセントリックな絵の先生、日高先生のスパルタ特訓も受けている。 離れ技の、ヤマカンを駆使するテクニックを使って、センター試験でまさかの高得点を取ることに成功。一次試験重視の大学を本命視し、実技重視の北陸の大学は観光半分のつもりだった。 一次重視の大学の実技試験が先に終わり、実技重視の大学を受けに来る。だがなんと、試験期間中に、わざわざ日高先生が「お前は最初に受けた大学に落ちた!」と電話してくる。ショックのあまり、試験課題に身が入らない明子。おまけに周りの子は格段にうまい。 当然落第だろうと泣く泣く地元に帰る。日高先生は先生なりのやり方で励ましてくれた。が、元はと言えば、先生が余計な電話をしてきたから、と明子は怒り心頭。泣きながらケンカして大騒ぎである。 ・・・だがなんと、絶対落ちたと思っていた大学に、明子は受かっていたのである。 さぁ、それでめでたしとなりそうなところだが、故郷とは段違いに環境の整った大学で、明子ははたと描けなくなる。 この色でいいのか。この線でいいのか。1つ迷うともう後が続かない。 そして彼女は---なんと、遊び倒すアホ大学生になってしまうのである。 その遊びっぷりはアッパレというべきで、やはり何かに抜きんでる人というのはいろんな意味で出来が違うのだ、と変に感心もするのだが、親も先生もたまったものではないだろうな、とも思う。 ともかくもそんな調子で日々が過ぎる。ある日、突然、日高先生が宮崎からやってくるのだが・・・。 後年、明子は母校の美大に講師として呼ばれる。学生の頃は漫画はどこか見下されていたものだが、今や立派なアート。そこで懐かしの旧友たちに再会もする。 実は明子は、そもそも美大を志望するのは漫画家になりたいからだ、と日高先生には打ち明けられずにいた。それはおそらく、先生の絵への姿勢があまりに真摯であるからだろう。だが、先生が真摯であればあるだけ、自分がその真摯さにきちんと向き合えていたのか、そのことが大人になってからも棘となって刺さり続けている。

Posted by ブクログ

2023/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今から思えば あの時来てくれた理由 なんなんだろう 今にいないからこそ 思い出すように語る時 何ができるか あの当時には逃げるしかなかったのかもしれないし 今の自分ならいうことはあるのだけど あの時には気づけなかったこと

Posted by ブクログ

2022/02/14

一生懸命にならないといけないと分かっているのに、なれない自分という時代が私にもあり、それから中途半端な逃げ方をした。作者は、その時の自分とマトモに向き合い、さらけ出している。潔い。

Posted by ブクログ

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