かくかくしかじか(2) の商品レビュー
漫画家になりたくて美大を志望している明子。南国・宮崎の高校に通う傍ら、エキセントリックな絵の先生、日高先生のスパルタ特訓も受けている。 離れ技の、ヤマカンを駆使するテクニックを使って、センター試験でまさかの高得点を取ることに成功。一次試験重視の大学を本命視し、実技重視の北陸の大学...
漫画家になりたくて美大を志望している明子。南国・宮崎の高校に通う傍ら、エキセントリックな絵の先生、日高先生のスパルタ特訓も受けている。 離れ技の、ヤマカンを駆使するテクニックを使って、センター試験でまさかの高得点を取ることに成功。一次試験重視の大学を本命視し、実技重視の北陸の大学は観光半分のつもりだった。 一次重視の大学の実技試験が先に終わり、実技重視の大学を受けに来る。だがなんと、試験期間中に、わざわざ日高先生が「お前は最初に受けた大学に落ちた!」と電話してくる。ショックのあまり、試験課題に身が入らない明子。おまけに周りの子は格段にうまい。 当然落第だろうと泣く泣く地元に帰る。日高先生は先生なりのやり方で励ましてくれた。が、元はと言えば、先生が余計な電話をしてきたから、と明子は怒り心頭。泣きながらケンカして大騒ぎである。 ・・・だがなんと、絶対落ちたと思っていた大学に、明子は受かっていたのである。 さぁ、それでめでたしとなりそうなところだが、故郷とは段違いに環境の整った大学で、明子ははたと描けなくなる。 この色でいいのか。この線でいいのか。1つ迷うともう後が続かない。 そして彼女は---なんと、遊び倒すアホ大学生になってしまうのである。 その遊びっぷりはアッパレというべきで、やはり何かに抜きんでる人というのはいろんな意味で出来が違うのだ、と変に感心もするのだが、親も先生もたまったものではないだろうな、とも思う。 ともかくもそんな調子で日々が過ぎる。ある日、突然、日高先生が宮崎からやってくるのだが・・・。 後年、明子は母校の美大に講師として呼ばれる。学生の頃は漫画はどこか見下されていたものだが、今や立派なアート。そこで懐かしの旧友たちに再会もする。 実は明子は、そもそも美大を志望するのは漫画家になりたいからだ、と日高先生には打ち明けられずにいた。それはおそらく、先生の絵への姿勢があまりに真摯であるからだろう。だが、先生が真摯であればあるだけ、自分がその真摯さにきちんと向き合えていたのか、そのことが大人になってからも棘となって刺さり続けている。
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今から思えば あの時来てくれた理由 なんなんだろう 今にいないからこそ 思い出すように語る時 何ができるか あの当時には逃げるしかなかったのかもしれないし 今の自分ならいうことはあるのだけど あの時には気づけなかったこと
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一生懸命にならないといけないと分かっているのに、なれない自分という時代が私にもあり、それから中途半端な逃げ方をした。作者は、その時の自分とマトモに向き合い、さらけ出している。潔い。
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なんだかんだとありながらも、無事に美大に入れた明子。 でも、入った途端に、絵が描けなくなる。 スランプとは違う。 意味がわからなくなっていたのだろうな。 そんな明子に、相変わらずのスポコン状態で対応をしてくれる先生。 すごい先生だなーと思うとと共に、あの年代だと、他の人には知られ...
なんだかんだとありながらも、無事に美大に入れた明子。 でも、入った途端に、絵が描けなくなる。 スランプとは違う。 意味がわからなくなっていたのだろうな。 そんな明子に、相変わらずのスポコン状態で対応をしてくれる先生。 すごい先生だなーと思うとと共に、あの年代だと、他の人には知られたくない存在だというのもわかる気がする。 若いからこその感覚。。
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落ちたと思われた金沢美大に合格 夢のキャンパスライフと思いきや… 遊び呆ける&スランプに陥る 夏休みの課題で詰まってしまったが、先生の力を借りて自画像を提出し評価される けれども金沢に戻るとやはり描くことをやめてしまい、彼氏を作って遊ぶ日々 先生が遊びに来たときもあしらい、彼氏の部屋に逃げてしまった 部屋には一緒に飲もうと買ってきたのであろう酒だけが残された
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【あらすじ】 日高先生にしごかれて美大受験を乗り切った明子。夢に近づくはずが…? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ第二弾! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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英語版Blank Canvasを読んだ。 先生の電話を無視する学生時代の描き方が辛い。自分の思い出したくない過去がよみがえる。 なんだって人はほんとに自分を大事に思ってくれてる人を大事にできない時期があるのだろう。
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大学時代のお話へ。 大学って、何かやりに入ったはずなのに、 いる間は大したことをしていなかった…っていう感覚が すごくあります。何やってたんだろうなぁ(u_u;。 作者のような「厳しく温かい師」に出逢ったような 心当たりもない自分は、ますますそう感じてしまいます。
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美大受験に合格し、晴れて大学生になったが、絵画教室を離れたとたんに絵を描く情熱を失ってしまう。この2巻でも、基本、絵画教室の先生に宛てたメッセージになっている漫画が中心。
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相変わらずおもしれーぜ。 その後の展開は、宮崎帰って、絵画教室を手伝うんだろうけど。 今、先生はどうしてるんだろう。
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