1,800円以上の注文で送料無料

特捜部Q キジ殺し ハヤカワ・ミステリ文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

特捜部Q キジ殺し ハヤカワ・ミステリ文庫

ユッシエーズラ・オールスン【著】, 吉田薫, 福原美穂子【訳】

追加する に追加する

特捜部Q キジ殺し ハヤカワ・ミステリ文庫

1,144

獲得ポイント10P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2013/04/11
JAN 9784151794520

特捜部Q キジ殺し

¥1,144

商品レビュー

3.6

62件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでいる間、ずっと眉間にしわを寄せていたと思う。 そのくらい嫌な事件。 最初から最後まで暴力的な、救いのない話だった。 寄宿学校時代の友人グループ。 男子5人女子1人といういびつなバランスで、学友や教師たちを性や暴力で蹂躙していく。 しかしそのバランスが崩れたとき…。 まず男同士のつながりが気持ち悪い。 深い友情とは無縁の自己中同士なのに、互いの欲望を満足させるためにつるみ、学校を卒業して20年たった今も、その容赦ない暴力への嗜好を満足するためにつるんでいる。 金持ちだから、そして暴力に関しても容赦ないから、敵はいない。 ただ一人、仲間の前から姿を消した唯一の少女・キミーを除いては。 男たちは探偵を雇ってキミーを追いかける。 キミーは見つからないように姿を隠しながら、男たちの動向を探る。 ところが、いつの間にか追う者と追われる者が逆転して、キミーが男たちを追い詰める。 キミーの抱える心の闇と、哀しい事件、喪失については同情を禁じ得ない。 けれど、たった一人の信じられる友であったティーネに対して行ったことは、許されることではない。 たとえ自分の命と、命より大切なものを守るためであったとしても。 そして、カールの絶体絶命の時にキミーが現れてすべてがひっくり返るのだけど、どうしてそううまくいくのかがちょっとわからなかった。 だって相手は武器を持っていて、だからカールは絶体絶命だったはずなのに、狩の武器を携帯している男3人に対してキミーの登場だけで逆転できるもの? 何か読み落としたかな。 特捜部Qという組織は、一名増員もしたことだし、しばらくは安泰だろうけれど、アサドの秘密が明らかにはなっていない。 カールは、別居中の妻や同居している義理の息子との関係は直接ストーリーに影響を与えないのなら、退場願っていいのでは。 無駄に煩雑。 それよりも、捜査中の大けがの後遺症で肢体不自由になった元部下をうまくストーリーに絡めて事件を解決に導いていくほうがスマート。 どうせ捜査中の大けがの真相もそのうち解明しなければならないのだから。 で、主人公のカール・マークの上司がマークス・ヤコプスンなの、混乱するって前作の感想で書いたのに、今度は同じ警察の中にマーク・ヤコプスンとは無関係のヨハン・ヤコプスンが出てくるの、やめて~。 最後にキミーについて。 彼女は誰からも本気で愛されたことがない人生だったけれども、愛することはできた。 それが唯一の救いだと思った。

Posted by ブクログ

2024/07/04

北欧ミステリーの代表といえばスウェーデンの「ミレニアムシリーズ」とこのデンマークの「特捜部Qシリーズ。 「ミレニアム」のリスペットほどの強烈な個性ではないが、主人公カールやアサドといい、初登場のローセといい、なんだか少しマンガチックな人たちがいっしょうけんめいに奮闘するミステリ...

北欧ミステリーの代表といえばスウェーデンの「ミレニアムシリーズ」とこのデンマークの「特捜部Qシリーズ。 「ミレニアム」のリスペットほどの強烈な個性ではないが、主人公カールやアサドといい、初登場のローセといい、なんだか少しマンガチックな人たちがいっしょうけんめいに奮闘するミステリードラマ。 テーマは重くテンポは軽く、シリアスとコミカルが絶妙なバランス。 うん、このシリーズ、きっとハズレは無いね。

Posted by ブクログ

2024/03/05

不器用で親の愛に恵まれなかった少年少女たちの常識を逸脱した、ゲームのような犯罪。 ここまでに至る前に、周囲の人が気付けなかったのか。止められなかったのか。 救われないので、読んでいて苦しい。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品