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何者
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何者

朝井リョウ【著】

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何者

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/11/30
JAN 9784103330615

商品レビュー

3.9

1123件のお客様レビュー

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2026/03/21

就活の物語、「何者」というタイトルがピッタリ。 他人の評価が気になり、他人と比べる。そんな感情も入り混じるなかで、自分が何者かを見つめ、将来に向けて何を変えて何を変えないのかを探る。 登場人物達の表面の会話、SNSでの呟き、本音の刃、手段を使い分けての展開は見事でした。

Posted by ブクログ

2026/03/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

何度読み返したか分からないくらいお気に入りの作品。  ミステリーじゃないのに大どんでん返しをくらった気持ち。 最後の場面で登場人物への印象が一気に180度変わる。 人を心のどこかで馬鹿にしたり自分より下だと思う心理は、本当は醜い自分と向き合いたくないゆえなのかもしれない。 自分にコンプレックスがある人ほど悪口や誹謗中傷をする、という定型文がこの小説を通してずっしり伝わってくる。 誹謗中傷をするとまではいかなくても、自分にとって都合の悪いことには目を背けて居心地の良い言説だけを正当化しようとするのは私含め心当たりがある方が多いと思う。 主人公も就職活動で上手くいかない自分をごまかすために周りを見下すことに必死になっていた。 ただこの物語の前半はその見下しを必死さや傲慢さではなく常識的で正当なものとして描かれている。 だから読者である私も主人公に共感や感情移入をしながら読み進めた。 ただ終盤に主人公の今までしてきた見下しや嘲りが醜いものとして露呈する。 主人公に共感していた読者はいつの間にか傍観者ではなく当事者として痛い現実を直視させられる。 まるで自分自身が責められているようで何度も胸にぐさっと突き刺さるが、このどんでん返しがあまりに衝撃的で爽快さをも含んでいるから繰り返し読んでしまう。 今までにない読書体験をさせてくれた作品でした。

Posted by ブクログ

2026/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった!! 朝井リョウは、人の悪意や劣等感などの気持ちを書くのが本当に上手い。 ずっと主人公目線で話を追っていたから、理香さんや隆良のことを「痛い」と思いながら読み進めていたが、まさか主人公自身が周りから「痛い」と思われるような存在だったという結末には大変驚いた。 理香さんから語られる拓人は、Xなどでもよく見かけるような、世界を斜に構えて見てる「こういう人いるよね」と言いたくなるような人物像で、的確だった。 きっと筆者は、カッコ悪くても自分の姿のままであがくことの大切さを読者に伝えたかったのではないか。斜に構えて挑戦もせず心を守っているだけでは、なんにもならないんだよと。 ためになる話でした。こんな風に世界を見る人がいるんだなと勉強になった。 最後、拓人が自分のカッコ悪さを受け入れることができて良かったなと思う。

Posted by ブクログ