商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/11/30 |
JAN | 9784103330615 |
- 書籍
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何者
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商品レビュー
3.9
1058件のお客様レビュー
人生が線路のようなものだとしたら、自分と同じ高さで同じ角度で、その線路を見つめてくれる人はもういないんだって。
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影を宿しながら光に向いて進む 大学の就活生の自意識が リアルにあぶり出される長編小説_ あんた本当は私のこと笑ってるんでしょっ! 俯瞰して物事を捉えられていると 自負している主人公… 主人公の痛々しさを 後半に たたみかけてくるところが圧巻だった!! “自分...
影を宿しながら光に向いて進む 大学の就活生の自意識が リアルにあぶり出される長編小説_ あんた本当は私のこと笑ってるんでしょっ! 俯瞰して物事を捉えられていると 自負している主人公… 主人公の痛々しさを 後半に たたみかけてくるところが圧巻だった!! “自分”以外にスポットライトを当て 冷ややかに就活仲間を分析して 心の中で批判している主人公… でも… 1番見下していた友達から 1番自分が周囲の状況が見えていなかったと 痛感させられる… その過程がとにかく美しかった… 主人公が傍観者としての立場が揺らいだとき… 全てとは言わずとも… どこか共感させられる所があり 読み終わったとき…複雑な思いがわいてきた!!! 朝井リョウさん すごーい
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自分の就職氷河期世代期を思い出した。あの時期内定取ること自体が難しく、同業種を何社か受けて社に合わせた志望動機を考えるのが苦痛だった。自分だけが内定取れない事に人格を否定されたような気持ちに陥ったりした。その活動の中での取り残されていく焦りや妬みなど、思い出したくないネガティブな...
自分の就職氷河期世代期を思い出した。あの時期内定取ること自体が難しく、同業種を何社か受けて社に合わせた志望動機を考えるのが苦痛だった。自分だけが内定取れない事に人格を否定されたような気持ちに陥ったりした。その活動の中での取り残されていく焦りや妬みなど、思い出したくないネガティブな感情が本書ではうまく表現されており自分と重なった。 楽しかった大学生活が就活によって勝者と敗者に別れていく。勝者は早くからの準備でもなくこの世界をうまく渡って行ける器用な者がいるということ、そんな劣等感を久しぶりに思い出す作品だった。。
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