商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2012/11/30 |
| JAN | 9784103330615 |
- 書籍
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商品レビュー
3.9
1121件のお客様レビュー
第148回直木三十五賞受賞作 2度目の読了 就職活動を通して描かれる大学生たちの本音と、言葉にできない裏の感情。そしてSNSが絡み合いながら、静かに、しかし確実にあぶり出されていく人間の本質が印象的な作品。 焦り・嫉妬・承認欲求 そして、あのラストの展開。何度読んでもぶるっ...
第148回直木三十五賞受賞作 2度目の読了 就職活動を通して描かれる大学生たちの本音と、言葉にできない裏の感情。そしてSNSが絡み合いながら、静かに、しかし確実にあぶり出されていく人間の本質が印象的な作品。 焦り・嫉妬・承認欲求 そして、あのラストの展開。何度読んでもぶるっと震えてしまいます。 自分自身の言動を思わず振り返ってしまう作品です。
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自分が1番優れていたい、他の人は劣っていると思い込みたくなる気持ちはわかる。でも、例えカッコ悪くても現実を認めてもがくしかないのだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
満を持して(笑)読ませていただきました。 就活って、ありのままの自分を差し出すというよりも、持っている武器の見せ方が最大値になるように武装をして臨むものというイメージがあります。 自ずと武器を探すところから始まると思うのですが、それって自分のカッコ悪いところとも向き合う作業でもあって、自分では『これ以上の武器はない』と思っていても、ありふれたものだったり、それだけでは戦えないものだったりと、炙り出されるのは『たいしたことない自分』だったりもします。 ただ、就活生が置かれている青年期って、アイデンティティを確立していく時期でもあって、みんな『何者かになりたがっている』時期でもあります。 理想と現実に葛藤しながら、それでも『何者にもなれない自分』に向き合うことは、とんでもなくカッコ悪いことかもしれません。 現状を冷静に分析しているようでいて、この葛藤にコミットできないところがあった主人公ですが、理香からの痛烈な指摘を受け『カッコ悪い自分』も受け入れられるようになった様子が最後の場面で伝わってきました。 主人公視点で物語が進む間は、主人公以外の登場人物たちがどこか空回りをしているような感覚があったのですが、理香の指摘と『何者』のツイートを読んだ後では、むしろ空回っていたのは主人公の拓人の方だったという印象になり、見ていた景色が180度変わった感覚がしたのは見事でした。 おもしろかった!
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