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何者 の商品レビュー

3.9

1046件のお客様レビュー

  1. 5つ

    235

  2. 4つ

    440

  3. 3つ

    186

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2024/06/02

就職活動という舞台でどうアピールするか、また周りへの焦りなど、とても分かりすぎて痛いけれど面白かった

Posted byブクログ

2024/05/12

就活生なのでリアルを感じながら読めた。関係が歪だけどあまりにもリアル。最後の怒涛の詰めかけがとても痺れた。

Posted byブクログ

2024/05/06

自分が就活をしている頃を思い出しました。自分を作る感じ、選考に落ちると自分の全てを否定されたような気がした感じ。自分が「何者」になるかは自分が決めるしかないんですよね。社会に出て、20年ほど働いてきたからこそ、そう思うことができます。

Posted byブクログ

2024/02/20

2024/2/20 読了 かなり前の就活を思い出してしまった。大学受験以上に経験したくないなー。 早く就活始めた子ほど、本当に内定もらえず、互いに気まずくなる、あのザワッとした感。嫌だったなー

Posted byブクログ

2024/02/12

毎年のGUUTARA WEEKですが何か? ってな事で朝井リョウの『何者』 就活に勤しむ元劇団員の二宮拓人、元バンドマンの光太郎、留学から帰ってきた瑞月、同じく留学、インターン、ボランティアを売りにした理香の4人の就活活動記の話かと思いきや……。 4分の三までそんな話じ...

毎年のGUUTARA WEEKですが何か? ってな事で朝井リョウの『何者』 就活に勤しむ元劇団員の二宮拓人、元バンドマンの光太郎、留学から帰ってきた瑞月、同じく留学、インターン、ボランティアを売りにした理香の4人の就活活動記の話かと思いきや……。 4分の三までそんな話じゃったが残りの4分の一から何者なる心の闇を曝け出すSNSの恐ろしさと言うか、愚かさと言うか……w 心の闇をネットに載っけて♪ 2016年23冊目

Posted byブクログ

2024/01/31

自分の就活の頃を思い出して読んだ。 登場人物のような人間関係で就活はしてなかった自分にとっては、なかなか気持ちを入れるのは難しかった。 しかし、 妬み嫉みを現代のSNSを通して言ってしまう、その問題点とか、そーゆーのに惑わされる人間関係の面倒くささを凄く感じた。 就活のときっ...

自分の就活の頃を思い出して読んだ。 登場人物のような人間関係で就活はしてなかった自分にとっては、なかなか気持ちを入れるのは難しかった。 しかし、 妬み嫉みを現代のSNSを通して言ってしまう、その問題点とか、そーゆーのに惑わされる人間関係の面倒くささを凄く感じた。 就活のときって何故こんなに人間の本性が出るのかな

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2024/01/19

読み始めてしばらくは退屈だった。就活に右往左往する大学生たちの日常が事細かに描かれているな、としか思わなかった。 だがこの作品は終盤に至って変貌する。いいや、豹変、と言ってもいいかもしれない。 人は普段から己の本心や姿を隠して生きる者である。それを観察する者もいるのだ。そして観察...

読み始めてしばらくは退屈だった。就活に右往左往する大学生たちの日常が事細かに描かれているな、としか思わなかった。 だがこの作品は終盤に至って変貌する。いいや、豹変、と言ってもいいかもしれない。 人は普段から己の本心や姿を隠して生きる者である。それを観察する者もいるのだ。そして観察者を観察する者もまた。 直木賞受賞も頷ける。

Posted byブクログ

2024/01/02

感情描写が秀逸で、自分も感じたことのある、言葉にできなかった複雑な感情を言語化してくれている感じがしました。 表現力が素晴らしく、ストーリーに引き込まれながらも、読み終わるのがもったいなくてまだまだ続いていて欲しい、と思う本に久々に出会いました。

Posted byブクログ

2023/12/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょっと切なく、ちょっと悲しかった。そして、何よりかなり手厳しかった。 どうやら人間という生き物は、普段はそれ程でもないが、何か追い詰められた時、けっこう情けなく愚かになり、他人だけでなく自分さえも騙しながら生きていく生き物らしい。本当に普段は、良いところがいっぱいある生き物なのだが! この小説の主な登場人物は、就活期の5人の大学生。ほぼ、この5人の就職活動を通じて、人間の愚かさ、醜さを描いている。そもそも「就活」とは「働きたい会社」に自分が「どんな学生であった」か、「入社して、どんな会社員になりたい」かを示して「雇ってもらいたい」と訴える活動。 だから「就活」でよく提出させられるESには自分が「何者」であったかを、決められた少ない文字数以内で書かなければならない。その文字数以内で書かれた「自分」は、自らをPRするための「綺麗な言葉」で装飾されている。「自分の本質」が見えないほどに。 にも拘らず、なかなか内定が貰えないと、自分の「これまで」も「今」も、そして「これから」も全て否定されたように感じる。そのなかで 友人の1人が内定を貰う。もう1人も貰った。となってくると表面上は友人の内定を喜ぶが、心の中に負の感情が大きくなってくる。妬み、嫉妬、僻み、そして劣等感。心に歪みが生じ、亀裂が走り、壊れそうになる。壊れそうな心を保つための、悪感情の発散。自分だと知られたくないが、大勢の誰かに叫びたい友人への悪口。知りたい友人の不運。 だから、「たくと」はギンジの演劇を貶してしまうし、光太郎の内定先が大した会社でもないことを確認する。理香の飾られたESを笑い、就活を腐す隆良の言動に呆れる。そして、その思いを全て裏アカウントでネットに呟く。でも最後、理香にその「つぶやき」を見られ逆に笑い飛ばされる。あんたは常に観察者であり、人をせせら笑い批判ばかりしている。舞台に上がらない。そのくせ「何か特別な人」になりたがっている。「何者」かになりたがっている。でも、決してなれない。あんたは、「何者」にもなれない。と、理香は言う。        確かに主人公「たくと」が一番惨めだ。それまでは「理香」「隆良」が少し「痛い」存在だったが、最後の方でのこの理香の言葉はちょっとショックだった。 でも、理香が言うように「たくと」は本当に救いようのない「就活生」なのだろうか?そんな「たくと」に「光太郎」や「瑞月」が友達でいるだろうか? 最後の最後、面接で長所と短所を尋ねられた時「たくと」は短所を述べた後、長所について「そんな短所があることを知っているところです。」と答える。少しだけ未来が明るくなったような。でも、たぶん面接は落ちただろうけど。

Posted byブクログ

2023/12/07

「何様」の光太郎! 自分は自分。自分を受け入れて、一歩ずつ進んでいくしかない。 ある日突然何者かになっていることなんてない。 泥だらけ傷だらけで、でも気づいたらここまできていた、って振り返ってから思う、と思う。

Posted byブクログ