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ペンギン・ハイウェイ
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ペンギン・ハイウェイ
¥704
在庫なし
商品レビュー
3.9
901件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さみしい。読み終わってしまった事が非常にさみしい。なぜならば、これから秋がやってきてしまうからだ。春と夏はとても輝いていた。毎日がワクワクしていたし、何よりお姉さんが居た。思い出としてあの頃に戻る事が出来たとしても、それはもう通過し終えてしまった出来事であって、その真っ只中に到達する事など二度と無い。しかし、自分が生き続けていれば通り過ぎた世界は存続し続けるし、消滅する事は無い。世界の果ては果てでは無くなる事もあるし、川が全て繋がって循環し続けるという異常現象が起こる事もある。つまりは、この世界さえ保っておけばお姉さんに再会する事が叶うかもしれないという事か。なるほど。私も今後のために、この仮説はノートにメモをしておき、誰かとの別れの際は何度も見返すこととしよう。 それにしても、どうして自分がこの世に生まれてきたか分からない人にとって、お姉さんの前向きさや向上心には励まされる。体調不良に苦しむ事でさえも、彼女を見ていると不思議と少し許せる気がしてくる。たとえ自分が一般的に人間と言われるものじゃなかったとしても、それは意味が無いと言える事だろうか。少なくとも、ただの人間にはペンギンを生み出したり操ったりする能力は無い。
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小さい頃に自転車に乗って隣町まで行っただけで大冒険だったりした事を思い出した。いろいろ知って経験して大きくなって、もうあんな風に感じる事はないんだな、と思うと何だか寂しい。 淡い思いを抱いた少年がちょっと羨ましかった。
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小さい時って今考えたら些細なことで悩んでそれが頭のすべてを支配していた気がする。歳を重ねてこんなことでって笑っちゃうけどその時は本当に悩んでいてそれを馬鹿にする権利は誰にもないんだよなあ 子供のこころ忘れないように生きていきたいし素直でいたいな、、
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