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空と風と星と詩 尹東柱詩集 岩波文庫
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空と風と星と詩 尹東柱詩集 岩波文庫

金時鐘【編訳】

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空と風と星と詩 尹東柱詩集 岩波文庫

693

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2012/10/18
JAN 9784003207512

空と風と星と詩

¥693

商品レビュー

4.2

15件のお客様レビュー

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2024/08/28

 演劇の会場で購入。劇中ではとても美しい詩だと感動したのですが、訳者が違うからか、それほど心に刺さりませんでした。でもきっと本当に優しい純粋な人だったのでしょうね。  戦争の一番の恐ろしさはこうした純粋な若者を簡単に踏みにじってしまうということだと思います。理性を奪われることの...

 演劇の会場で購入。劇中ではとても美しい詩だと感動したのですが、訳者が違うからか、それほど心に刺さりませんでした。でもきっと本当に優しい純粋な人だったのでしょうね。  戦争の一番の恐ろしさはこうした純粋な若者を簡単に踏みにじってしまうということだと思います。理性を奪われることの怖さを伝えていかなくてはなりませんね。

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2023/09/21

ハングルへの旅 新装版 (朝日文庫)/茨木のり子を読み、尹東柱の詩に興味を持ち、さらには映画でカンハヌルが演じていると知り、手に取りました。 なんというか、強くあれ(ここでいう強さはマチズム的な)と強く望まれそうであることが当然の世の中で、弱いまま素朴な自分を貫くことの強さを感...

ハングルへの旅 新装版 (朝日文庫)/茨木のり子を読み、尹東柱の詩に興味を持ち、さらには映画でカンハヌルが演じていると知り、手に取りました。 なんというか、強くあれ(ここでいう強さはマチズム的な)と強く望まれそうであることが当然の世の中で、弱いまま素朴な自分を貫くことの強さを感じる。そうやってしか振舞えない部分も自身の意思でそうしている部分もどちらもあると思うけど、弱さ(無力な自分を見せること)を通して感じる強靭さみたいなものを感じてしまう。 あと、日本で拘束中に亡くなったこともあり、何も知らないと抗日運動に励んだようなイメージがあるが、実際には、ハングル(確かに当時は使用禁止だった訳だけど)で日常にそりそう詩を書いていただけである。そして、その素朴さ、自分の無力さを貫く姿勢はその時代においては、朝鮮においても是とされるものではなく、きっと生きながらえても、厳しい道が待っていただろうという解説を読んで、単純なものではないと思った。と同時に、単純に時の時勢、権力になびかないなんらかの強さを持った人を、権力は恐れるのかもしれない。反抗的だからとかではなく、そのコントロール下に置ききれないつかめなさを無意識のうちに恐れるのかもしれないな、なんて考えも浮かんだ。

Posted by ブクログ

2022/11/17

尹東柱 (ユンドンジュ) 「 空と風と星と詩 」 金時鐘 (キムシジョン) 訳 時系列に読むと 心情変化を感じる抒情詩〜家族や友人の死を乗り越え、自分が生きる意味を 問いながら 詩を作っている感じ。「序詞」が著者の行き着いた結論。 抒情の前提となる歴史背景や著者(家族)の事を...

尹東柱 (ユンドンジュ) 「 空と風と星と詩 」 金時鐘 (キムシジョン) 訳 時系列に読むと 心情変化を感じる抒情詩〜家族や友人の死を乗り越え、自分が生きる意味を 問いながら 詩を作っている感じ。「序詞」が著者の行き着いた結論。 抒情の前提となる歴史背景や著者(家族)の事を もう少し知っ方が いいかも。 1941 「序詞」 死ぬ日まで天を仰ぎ/一点の恥じ入ることもないことを 葉あいにおきる風にすら/私は思いわずらった 星を歌う心で/すべて絶え入るものをいとおしまねば/そして与えられた道を/歩いて行かねば 今夜も星が 風がかすれて泣いている 1936 「このような日」矛盾が理解できないことへの憂い 「陽溜り」薄い平和への不安 1937 「寒時計」縛りつけられた時計=自分 「にわか雨」ノアの時の空(洪水)を飲み干す自分 「遺言」声のない口のうごめき、眼ににじんでいる悲しみ 1938 「異蹟(聖霊により病気をなおす奇蹟)」私はすべての雑念を〜流してしまう 「弟の印象画」かなしい繪 「自画像」その男が憎くなり〜その男がいとおしくなる 1940 「ねぎらい」苦労を重ね、時を失い、病を得た男への慰労 1941 「肝」鷲は肝を食べて太り、ぼくは痩せねばならない→鷲の意味は 自分の攻撃的な心? 「星をかぞえる夜」私の星にも春が来る 「道」私が生きているのは 失くしたものを探すため 「また別の故郷」また別の美しい故郷=死 「眼を閉じてゆく」つま先に石があたったら、つぶっていた眼をカッとあけなさい 「風が吹いて」風が吹いているのに、私の苦しみには理由がない 「恐ろしい時間」私はまだ息がここに残っています〜私を呼ばないで下さい 1942 「懺悔録」ぼくの懺悔〜何の喜びを希って生きてきたのか 「たやすく書かれた詩」人生が生きがたいもの〜詩がたやすく書けるのは 恥ずかしい 「流れる街」憐れな多くの人々を載せて 霧の中に沈む街 「白い影」心の奥底で悩んできた多くの私からの

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