商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 致知出版社 |
発売年月日 | 2012/09/11 |
JAN | 9784884749668 |
- 書籍
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武士道
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武士道
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
岩波の武士道を読んだ後に読んだ。 単純に文章を現代語に訳しているだけじゃなくて、かみ砕いて分かりやすい文章にしてくれててすごく読みやすかった。
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表紙に「158分で読めます」と書いてあるが、とてもではないが158分で読むことはできなかった。文字を目で追うだけで「読んだ」ということになるのなら可能かもしれないが、書いてあることを理解することはできないのではないだろうか。 さて、本書「武士道」は、英語で西洋人に向けて書かれた...
表紙に「158分で読めます」と書いてあるが、とてもではないが158分で読むことはできなかった。文字を目で追うだけで「読んだ」ということになるのなら可能かもしれないが、書いてあることを理解することはできないのではないだろうか。 さて、本書「武士道」は、英語で西洋人に向けて書かれた本なので、西洋人が当然持ち合わせているキリスト教などの西洋文化の知識や感覚と比較しながら、「武士道」についての説明を試みている。だから本書は、日本人より西洋人の方が理解しやすい本である。私は、キリスト教や哲学、西洋文化の知識はある程度持っているので理解することができたが、日本人でそれらの知識の下地がなければきちんと理解することは難しいだろうと感じた。 「西洋人向けの本なので、私たち日本人が読むような本ではないのだろうか?」と問われたら、「いや、読む価値は十分にある」と自信を持って言えるしっかりとした内容である。だが、やはり、「主に道徳感について書かれた本なので、西洋人の道徳観の基になっているキリスト教や聖書に関する知識がないと、難しいかもしれないよ」と一言付け加える必要性を感じる。 新渡戸稲造は、「廃藩置県の交付によって武士道は死んだ」というようなことを書いているが、後世の我々から見れば、まだ戦前までは、武士道精神が残っていたように見える。だが、戦後、西洋的な個人主義や利己主義にすっかり馴染んでしまった、現代に生きる私たち日本人の心の中に、一片でも武士道精神が残っているのだろうか? キリスト教的な道徳観が連綿と続いている西洋と違い、現代の日本人の道徳観の拠り所はどこにあるのか? 武士道的な道徳観はとっくの昔に忘れ去られ、損得勘定、功利主義が意思決定の拠り所になっているのではないだろうか。本書を読んで、我々の道徳観や意思決定の拠り所を考えてみるのも一興である。
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武士道という日本古来の精神を語る内容かと思っていたけど、国際的に活躍された新渡戸稲造さんらしく、古代哲学、儒教、キリストはじめ各宗教との共通点に触れながら、普遍的な人間としての徳、精神を説いている。大変意外で、心が開けるような不思議な読後感であった。
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