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獣の奏者(4) 完結編 講談社文庫
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獣の奏者(4) 完結編 講談社文庫

上橋菜穂子【著】

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獣の奏者(4) 完結編 講談社文庫

990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/08/10
JAN 9784062773454

獣の奏者(4)

¥990

商品レビュー

4.5

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2026/04/06

人は同じ過ちを繰り返す。多くの命が失われてもなお、無くなることはない戦争。その愚かさを心に刻みながらも、その概念が人の記憶から消されることは無い。しかし、結果が同じ過ちであったとしても、その後が同じであるとは限らない。一度目の過ちは、過ちであるかもわからぬままに犯してしまう。しか...

人は同じ過ちを繰り返す。多くの命が失われてもなお、無くなることはない戦争。その愚かさを心に刻みながらも、その概念が人の記憶から消されることは無い。しかし、結果が同じ過ちであったとしても、その後が同じであるとは限らない。一度目の過ちは、過ちであるかもわからぬままに犯してしまう。しかし、二度目は過ちであると知りながら犯したのだ。己の信じる未来のために、希望と共に暮らすことができる世界のために。エリンはその選択をしてみせた。かつて災いを起こし、二度と同じことを起こさぬようにしてきたジェの意思は、既にあった小さな綻びを突いてみせたエリンの手によって崩された。しかし、そのエリンによって、かつて起きた災いの全てを人々の耳に届かせ、真に同じ過ちを繰り返さぬ世界が作られた。新たな世界は、一つの綻びさえ許されず、精巧でいて、堅牢であった。 人と獣。同じ世界で暮らしながらも、決して交わることのない、二種の生き物。互いの尊厳を、生活を、未来を守るために生きてきたエリン。それは苦しく、辛い道のりであった。そんな中で彼女は一際輝く幸せを胸に、これほどのことを成し遂げた。自らを産み、育ててくれた母。命を救われ、身体も心も恩人であるジョウン。知識を求める彼女を受け入れてくれた恩師と、そばで支えてくれた友人。そして、彼女が何よりも大切に思い、長く短い時を共に過ごしてきた夫と息子。多くの点が一本の線として繋がり、この物語は幕を閉じた。しかし彼女が繋いだ確かな線はまだまだ先へと伸びていく。それはジェシの手によって。さらに向こうの知られざる誰かの手によって。 この物語を最後まで見届けることができて良かった。もしかすると、遠い未来にも同じ過ちを繰り返してしまうかもしれない。しかしながらそんな未来は来ないと心から信じられる。それほどまでにエリンが残し、繋げたものは大きいものであり、人々の胸に深く刻まれた。

Posted by ブクログ

2026/03/31

後からあとがき読んでやっぱりそういうことかと思ったけど全然違和感なく読了した。上橋ファンタジーに出会うことができて良かった。

Posted by ブクログ

2026/03/18

エリンが想いジェシに語っていた通りどのような人であってもその人の人生の短い時間の中でありとあらゆることを解き明かすこと、変えていくことはできない。エリンとリランというこの物語の「現在」にとって特別な存在であったこのふたりであってもそれはやはり同じなのだということを教えてくれるよう...

エリンが想いジェシに語っていた通りどのような人であってもその人の人生の短い時間の中でありとあらゆることを解き明かすこと、変えていくことはできない。エリンとリランというこの物語の「現在」にとって特別な存在であったこのふたりであってもそれはやはり同じなのだということを教えてくれるような結末だった。

Posted by ブクログ

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