商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2012/05/29 |
| JAN | 9784101001647 |
- 書籍
- 文庫
1Q84 BOOK 3(後編)
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1Q84 BOOK 3(後編)
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商品レビュー
3.8
548件のお客様レビュー
読書によってこんな体験ができるのか…。 私は、フカエリやその他の強制性交を天皇制を軸とした侵略戦争による日本人としての傷みと捉えて読んだ。そういった傷みを見つめることが、新しい通路を開く。「声を聞く」なんて玉音放送みたいじゃないか。 しかし、この作品はそのような歴史的...
読書によってこんな体験ができるのか…。 私は、フカエリやその他の強制性交を天皇制を軸とした侵略戦争による日本人としての傷みと捉えて読んだ。そういった傷みを見つめることが、新しい通路を開く。「声を聞く」なんて玉音放送みたいじゃないか。 しかし、この作品はそのような歴史的視点の導入だけで安易に読み解かれるものではない。核心的な部分はここだ。 「心という作用が、時間をどれほど相対的なものに変えてしまえるかを、その光の下で天吾はあらためて痛感する。」 時間は乗り越えられる。心という作用によって。 ここに文学作品の必要性と人間が持ちうる資質への言及がある。苦しみを乗り越える資質を、私たちは持っている。そこには他者と出会うこと、他者とともに生きることの可能性も重要な要素として組み込まれている。 青豆や天吾、牛河やタマルらの生き方から学ぼうとすれば、可能な限り理知的に生きること、その上で心の声を注意深く聞き、自らの生き方を選択すること。現代に足下をさらわれることがない生き方を、1Q84は提示していた。 最後に、醜さをもった牛河から空気さなぎが作られ、描かれることのない何かが生まれようとしていること。これからの衆院選の後に生まれる悲劇とつながってなければいいのだが。
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ずっと中弛みはなくて面白かった、読後感も爽やかだった。なのに説明を求められたら何も説明できない。少なくとも私には。そんな不思議な物語だった。 青豆と天吾は1Q84、猫の街に迷い込んだ。その中で自分の生きる糧というか軸?芯?みたいなものを心の中で見失うことがなかった。だからと言って...
ずっと中弛みはなくて面白かった、読後感も爽やかだった。なのに説明を求められたら何も説明できない。少なくとも私には。そんな不思議な物語だった。 青豆と天吾は1Q84、猫の街に迷い込んだ。その中で自分の生きる糧というか軸?芯?みたいなものを心の中で見失うことがなかった。だからと言って純愛物語ではない。 きっと人間は孤独なまま生きてはいけない。 愛する人、お互いを想える人、生きる理由、使命、組織などへの帰属意識、何かがないとだめなんだろうな。これを読んだ人と話してみたい。
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BOOK3 前編ではほとんどストーリーが進まずこの最終巻も特に何も起こらず終わるのでは...?と思いながら読みはじめたが、いい意味で予想を裏切られた。 完全には回収されない伏線のようなものが結構あったが、それもいいかも。リトル・ピープルはなんだったんだろう。最後に階段を上った後...
BOOK3 前編ではほとんどストーリーが進まずこの最終巻も特に何も起こらず終わるのでは...?と思いながら読みはじめたが、いい意味で予想を裏切られた。 完全には回収されない伏線のようなものが結構あったが、それもいいかも。リトル・ピープルはなんだったんだろう。最後に階段を上った後の世界はまた別の世界なのだろうか。安達クミは天吾の母親の生まれ変わりなのか。 ところどころにあった別の人物のパートで同じものを描いているところが表していたものは何か。読んでいる時は色々思うことがあったが忘れてしまった。またメモしながら読み返したい。 天吾の父親が NHK 集金人をしていたのが「いちばん上手にできることだったから」というところがなんとなく残っている。登場人物の生き方はそれぞれ異なる部分を大切にしているが、共通するところもある。
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