1Q84 BOOK 3(後編) の商品レビュー
ついに1Q84という世界から帰ってきました。 長い物語だけど、この長さでなくてはならない意味を今ひしひしと感じています。 それは主人公と一緒に、この壮大な異世界に行き、様々な感情の波を潜り抜け、また帰ってきたという痺れを共にするためだと思うんです!! しかしその帰ってきたと思...
ついに1Q84という世界から帰ってきました。 長い物語だけど、この長さでなくてはならない意味を今ひしひしと感じています。 それは主人公と一緒に、この壮大な異世界に行き、様々な感情の波を潜り抜け、また帰ってきたという痺れを共にするためだと思うんです!! しかしその帰ってきたと思っている世界は、本当に元々自分がいた世界なのか、それとも1Q84の世界でもない、元々自分がいた世界でもない、また別の新しい世界なのかもしれないという、明確には分からない不気味な後味が残ります。 そんな風に読了後思うことも含めて、最高の読書体験でした!!本当に誰にも真似できない作品だと思います。 村上春樹さんは何を思い、どんな気持ちを込めて作品を書かれているのか、『みみずくは黄昏に飛びたつ』を読む限りだと、ご本人は決して明確には言わないし、彼はただただ書きたいものを素晴らしい文章で書き、読む人が勝手に解釈して楽しめば良い、あるいは嫌悪感を抱けば良い、というスタンスなのかなと、私は思っています。 作者に何かを伝えたいという、強い明確的なメッセージがあり、それをどう読者に伝えるかに全く重きを置いていない。 だからこそ読む人それぞれの解釈があるし、それぞれの傷に触れてくるし、それぞれの不快に思うところを刺激してくるので、壮大な冒険に出て、その冒険を今終えた気分です。 だけどこの私にとっての傷を抉られるような部分や不快だと思う部分が、私の苦手な血生臭くて暴力に満ちた、終始暗い雰囲気な世界に出てくるわけではなく、村上春樹さん特有のお洒落でキザでポップな文体で語られる大人のファンタジーと呼びたくなる世界に出てくるので、どんどんこの世界に惹きつけられるし、読み進めたいと思えるし、また早くあの世界に戻りたいと思えました。 ただ、村上春樹さんがどんな若者時代(女性関係が1番盛んな時期)を送られてきたのかは分からないのですが、女性に対して、少しオタクっぽいような幻想を抱いている方なのかなと感じる部分が多々あります笑 私は比較的過去の嫌なことをすぐ忘れられるタイプなので、作中でモヤりまくったこともありましたが、現在ここまで復活してきました!!笑 批判ではなく、どうしても女性に幻想を抱いてしまう方なのかなと。 それはそれで、彼の作風の一部なのかと思います。 因みに装丁に使われている、15世紀の画家ヒエロニムス・ボスの絵は、元々好きだったので、文庫本で変えて良かったです!!確かにこの絵の雰囲気と、1Q84という作品がマッチしている気がするし、不気味な感じが増してより良いです!!! 私の中で『騎士団長殺し』が1番好きな村上春樹作品に変わりはないですが、『1Q84』の世界観も素晴らしかった。本当にすごかった。 村上春樹さんを読み始める方にはおすすめできないし、若い世代になればなるほどこの物語の女性性が受け入れられるのか分からないけど、私は読めて良かったと心から思える作品でした!!村上春樹さんの作品を読むときは、「少し頑張って読み進める」という感覚がないので、本当にただただ楽しい読書時間です。 感謝。
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2人の境遇と自分に重なる部分が多くて、解像度高いな〜なんてことを思ったりしてた。 青豆のような人間になりたい。
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6冊もあったので躊躇したけど読み始めるとあっという間だった。展開もさることながら、脇役たちも魅力的だった。ふかえり、タマル、牛河が大好き!4/13も楽しみです!
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6冊もあるが間延び感もなく、飽きることがなかったので読むのが遅い自分でも2ヶ月で一気に読めた。 物語は一言でいうと「1984年と1Q84年の間を彷徨う2人の純愛ラブストーリー」といった感じだが、一言で言い表せない部分が多すぎる。 ジョージ・オーウェルの「1984年」もやはり作中で触れられていて、「ビッグ・ブラザー」との対比で「リトル・ピープル」はなるほどと思った。 天吾と青豆の視点が交互に語られる形式だが、5巻から牛河の視点での語りが入り、(まんまと)おお!となった。 この牛河の描かれっぷりがよくこんなに表現できるなと思うほど本当に気持ち悪い(笑)のだが、本作で一番印象に残ったキャラクターだ。(天吾の牛河に対する心の声が面白かった)また、本作で一番心に残った言葉も牛河の「知識や能力はあくまで道具であり、それ自体を見せびらかすためのものではない。」という言葉だ。他にもっと心に残るようなフレーズがあったように思うけど、なぜかこれが一番だった。 他にはふかえりの宇宙人感が可愛いかった。それとNHKの集金人が怖すぎた。 あと物語の途中まで天吾に魅力を感じていなかったが、後半の方で青豆が天吾を20年ぶりに目にした時の恋する乙女の心の声を聞いているとだんだん天吾が魅力的に見えるようになったのが個人的に面白かった笑 こんな素晴らしい大作に対してこんな感想しか残っていないのは自分のせいなのか作品のせいなのかわからないが、とにかく面白いという一言に尽きる。
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満足感がすごい。謎が多く残る結末で納得いかない人も多いだろうが、個人的には大満足。結末は賛否あると思われるが、そこに至るまでの過程は文句のつけようがなく面白く、大好きな作品です。
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奇妙な世界の純愛ラブストーリー。それを巡る個性豊かで魅力的なキャラクターや言い回しに釘付け。続編を欲する。
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きゃー。めちゃくちゃ時間かけて読んでしまった。はずかしいー。村上春樹さんの本でここまで時間かかったのも、なかなかうまく読み進められなかったからなんですよね。うーん。ちょっと難しかった!でも妊娠〜出産を読みながら経験して、青豆さんのあたたかい部分みたいなのはとても心地よく読めた。ま...
きゃー。めちゃくちゃ時間かけて読んでしまった。はずかしいー。村上春樹さんの本でここまで時間かかったのも、なかなかうまく読み進められなかったからなんですよね。うーん。ちょっと難しかった!でも妊娠〜出産を読みながら経験して、青豆さんのあたたかい部分みたいなのはとても心地よく読めた。またリベンジしてもいいかも。
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面白くて2週間で読み終えた。 ひとつひとつの物事とか言ったことを頭に入れておかなければと思って勢いで読み続けてた。 実際フラグ立ってたなってのもあったし、こんなことがここで繋がるのか!ってのもあった。 すごく感想を述べるのが難しい。面白いし、切ないと感じることもあるし、心が痛くなる場面もたくさんあった。ただ読み終わった後は、じんわりと良い意味であっけなく終わった感じが、より余韻を引き立たされてる。 とにかく面白かった。群像劇にあたるのかな??やはり後半の盛り上がりがいいね、群像劇は。 そして、やっぱり村上春樹さんが書く男性の人間像が好きだな。1Q84でいう天吾みたいな。 多くを求めず、淡白そうな脳みそが好き。
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10年以上ずっと積まれていた『1Q84』を、やっと読み終えた。やっとと言っても、2週間しかかからなかったのは、この不思議な世界に引き込まれたからだと思う。ただ、青豆は階段を降りる前からタマルやマダムとはつながっている。次の世界にもタマルとマダムは存在するのか。天吾と青豆をつないだフカエリは、いったい「さきがけ」にとってどのような存在だったのか。そしてリーダーもなくなり任務を果たしたフカエリはどんな存在となったのか。死を望んでいたリーダーはなぜ、どのようにしてリーダーになったのか。「空気さなぎ」「リトル・ピープル」についても、自分の頭の中で想像し考えるしかなく、全て本当のところはわからないし、わかる必要もないのかもしれない。
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中盤までめっちゃ面白かったけど、高円寺に潜伏し始めたあたりで停滞した。父を看取りに行くとことかNHKの姿の見えない集金人とかは良かったんだけど、後半は本当に動きがない。うーん。ぬるっと終わった感。
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