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ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒 講談社+α新書
921円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/04/21 |
JAN | 9784062727563 |
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ニーチェの警鐘
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ニーチェの警鐘
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商品レビュー
3
24件のお客様レビュー
・さすがに読んでいて気分がいいものではない。この本を読むのもB層の人たちを想定しているのか? ・B層をひとくくりでまとめてしまう事にも危険を感じる。それこそ、読者を思考停止にさせるものではないか。
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基本的には右翼的言説による大衆社会批判。 それをニーチェに基づいてやるというのがひとつの特徴。 もうひとつは前著『ゲーテの警告』で用いたという「B層」という概念の使用。 B層というのは、2005年、いわゆる郵政選挙の時、自民党が広告会社に作らせた企画書に登場するもので、...
基本的には右翼的言説による大衆社会批判。 それをニーチェに基づいてやるというのがひとつの特徴。 もうひとつは前著『ゲーテの警告』で用いたという「B層」という概念の使用。 B層というのは、2005年、いわゆる郵政選挙の時、自民党が広告会社に作らせた企画書に登場するもので、IQの高低と構造改革への是か否かで国民を4つに分けたもののうち、比較的知能が低くて構造改革に肯定的な一群をいう。郵政選挙の取り込み対象はB層であり、著者の攻撃対象もこのB層である。構造改革に肯定的ということは「民主」「平等」「人権」といった近代的価値観を無批判に受け入れている一群ということであり、これが日本をだめにしているというのが著者の主張である。 確かに現在、民主主義は悪しき面を示しているかもしれない。そうしたいらだちには私も共感するところは大いにある。しかしながら、民主主義においては少数意見を尊重しろとはいわれるものの、実は尊重されないと著者は指摘する。そのくせ、ニーチェに基づく「正しい格差社会」において《精錬された者》が《凡庸な者》を大切に扱うのは義務であるとニーチェはいうと著者は述べるのだが、その義務はえてして守られないので、次善の策として民主主義ができたのではないだろうか。総じて現代社会への痛烈な批判は面白いが、深みには乏しく、期待はずれだった。 だいたい著者は、本書をどの層に向けて書いているのだろうか。行がえと太字の多用は読みやすいので、知的に低い層を狙っているとしか思えないのだが、著者によれば「バカを論駁するのは不可能」であり、B層に対して訴えかけているとしたら矛盾である。いやB層は自分がB層だとは思っていないので、著者の弁舌でB層の思想を変えようという深謀遠慮の書なのかも知れないが。
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19世紀の終わり、ニーチェはこの先、2世紀がニヒリズムが徹底されていく過程と予言しました。その予言は的中。あらゆる「真理」の根拠を失った近代人は、ますますおかしな袋小路に閉じ込められるようになりました。政治やJポップ、グルメ、経済などを素材に、「なぜいまの世の中はおかしいのか」を...
19世紀の終わり、ニーチェはこの先、2世紀がニヒリズムが徹底されていく過程と予言しました。その予言は的中。あらゆる「真理」の根拠を失った近代人は、ますますおかしな袋小路に閉じ込められるようになりました。政治やJポップ、グルメ、経済などを素材に、「なぜいまの世の中はおかしいのか」を明らかにしていきます。B層=近代を妄信するバカの行動パターンを分析することで、今の時代の病を浮き彫りにします。 はじめに 神は死んだ! 第一章 どうして今の世の中はおかしいのか? 第二章 ニーチェの警告 第三章 B層グルメとBポップ 第四章 知識人はなぜバカなのか? 第五章 B層政治家が日本を滅ぼす
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