商品詳細
内容紹介 | 男が拳銃で撃たれて死亡した。だが、その傷には不可解な点が…心臓に達した銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ。見えそうで見えない、届きそうで届かない。時と場所、いずれも違うところで起きる5つの殺人事件に、シズカという一人の女性が絡み、翻弄される警察――。異なる5つの事件が最後にすべて繋がっていく、連作短編ミステリー。 |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2012/04/13 |
JAN | 9784575514933 |
- 書籍
- 文庫
ヒトリシズカ
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ヒトリシズカ
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商品レビュー
3.6
383件のお客様レビュー
一人の女性が関係する多数の事件から、その女性が浮き彫りになっていく。 暴力を肯定も否定もしない、ただ、利用する。 この作家の作品を寝る前に読むと、寝不足になってしまう。
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シーンが変わる度に、ガラガラっと登場人物が変わって、一つ一つは短編集みたいだが、キーとなる人物で繋がっていくようなギミック。それを象徴するような、ヒトリシズカというタイトル。フタリシズカではなく、ヒトリシズカ。どちらも花の名前だが、タイトルでギリギリまで前説してしまうという斬新さ...
シーンが変わる度に、ガラガラっと登場人物が変わって、一つ一つは短編集みたいだが、キーとなる人物で繋がっていくようなギミック。それを象徴するような、ヒトリシズカというタイトル。フタリシズカではなく、ヒトリシズカ。どちらも花の名前だが、タイトルでギリギリまで前説してしまうという斬新さ。ミステリー展開にそこまで固執しなかったのか。 この小説家の作品を何冊か読んでいるが、得意なモチーフや設定があって、本作でもそれが見られる。癖みたいなものとも言える。タイトルの要素にそれも加わると、何となく次の展開が見えてしまい、世界観に上手く入り込めなかったのが本音。少し残念。 勿論、好きで読んでいるので、それなりに楽しめたのだから、たまには良いかと思いながら。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
暴力を利用することしか生きる道をみいだせなかった悲しい少女の物語。 でもそうするしかなかったほど人生を歪められた壮絶な過去、だからこそ守りたかった大切なもの。 社会的には誤った道を進んでしまったが、そこには少女なりの生への執念が感じられた。 ドラマを観ているようで、あっという間にサクサクと読めました。
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