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蝋人形館の殺人 創元推理文庫
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蝋人形館の殺人 創元推理文庫

ジョン・ディクスンカー【著】, 和爾桃子【訳】

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蝋人形館の殺人 創元推理文庫

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2012/03/23
JAN 9784488118310

蝋人形館の殺人

¥946

商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

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2024/06/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

蝋人形館の殺人。 怪奇趣味のカーはさぞ楽しんで描いたのだろうなあ。きっと江戸川乱歩も好きだったのでは。 おどろおどろしい舞台、怪しげな美女たちの暗躍、冒険活劇の一幕など、わくわくする要素を詰め込みました!という印象で、現代の一般人もドキドキ楽しめました。 最後の犯人との駆け引きは、どういうこと、、と困惑しましたが、幕の引き方はキッパリとしたもので、印象に残りました。

Posted by ブクログ

2024/02/01

ミステリ。アンリ・バンコラン・シリーズ。 バンコランのシリーズを読むのは、『絞首台の謎』を読んで以来2冊目。 覚えていなかったが、ジェフ・マールというワトソン役が語り手を務める。 蝋人形館という舞台が、カーの怪奇趣味に良く合っているように思う。 ミステリで人形が出てきたら、だいた...

ミステリ。アンリ・バンコラン・シリーズ。 バンコランのシリーズを読むのは、『絞首台の謎』を読んで以来2冊目。 覚えていなかったが、ジェフ・マールというワトソン役が語り手を務める。 蝋人形館という舞台が、カーの怪奇趣味に良く合っているように思う。 ミステリで人形が出てきたら、だいたい怖いイメージ。 ジェフも身体を張った活躍をしていてスリリング。 ミステリ的には、フーダニット。トリックには拘りがなさそうに見え、作者へのイメージとは少し違った感じ。 カーの作品の中ではエンターテインメント要素が強めの作品か。

Posted by ブクログ

2023/02/11

アメリカの作家ジョン・ディクスン・カーの長篇ミステリ作品『蝋人形館の殺人(原題:The Corpse in the Waxworks 、英題:The Waxwork Murders)』を読みました。 アンソロジー作品『贈る物語 Mystery 九つの謎宮』に収録されていた『妖魔の...

アメリカの作家ジョン・ディクスン・カーの長篇ミステリ作品『蝋人形館の殺人(原題:The Corpse in the Waxworks 、英題:The Waxwork Murders)』を読みました。 アンソロジー作品『贈る物語 Mystery 九つの謎宮』に収録されていた『妖魔の森の家』を読んで、ジョン・ディクスン・カーの長篇作品を読みたくなったんですよね。 -----story------------- *第10位『IN★POCKET』2012年文庫翻訳ミステリー・ベスト10/作家部門 行方不明の元閣僚令嬢が、他殺死体となってセーヌ河で発見された。 予審判事バンコランは、彼女が最後に目撃された蝋人形館の館主を尋問したのち、その館へ赴き展示を見て回るが、そこで半人半獣の怪物像に抱かれた女の死体を発見する。 頽廃の都を震撼させる異様な殺人事件の真相とは。 優雅な装いの下に悪魔(メフィストフェレス)の冷徹さと知性を秘めたバンコランの名推理。 新訳にして初の文庫版。 解説=鳥飼否宇 ----------------------- 1932年(昭和7年)に刊行されたアンリ・バンコラン・シリーズの第4作にあたる作品です。 オーギュスト陳列館には数々の蝋人形たちが並び、薄暗い照明の中で異様な雰囲気をかもし出していた… ギロチンの下でのけぞるルイ16世、臨終のナポレオン、、、 中でも傑作中の傑作『人殺しのルシャール夫人』の出来栄えは見事だった… その蝋人形がある娘の後を追って暗い階段を降りてゆき、そのあと、その娘が、屍体となってセーヌ河に浮かぶという事件がおきる! 予審判事にして名探偵バンコランは、彼女が最後に目撃された蝋人形館の館主を尋問したのち、その館へ赴き展示を見て回るが、そこで半人半獣の怪物像に抱かれた女の死体を発見する… 被害者は上流階級の娘たち、、、 果たして秘密クラブとは? パリの都を震撼させる異様な殺人事件の真相は? 瀟洒な装いにメフィストフェレスの冷徹さと知性を隠すバンコランの名推理… カーならではの怪奇趣味の横溢した初期の代表作。 久しぶりに本格モノの長篇ミステリーを読みたくなって選んだ作品… 不気味な印象のする蝋人形を舞台にすることで怪奇色で物語を彩りながら、本格ミステリとして愉しめるエピソードが随所に散りばめられていて期待通り愉しめました、、、 助手役であるジェフ・マールが秘密社交クラブに潜入して重大な証言を盗み聞きして逃走する展開や、兇器のナイフを持っていた腕と腕時計をはめている腕が同じ腕だったことから意外な犯人を推理する展開、真犯人を電話で追い詰めたバンコランが裁きを犯人に委ねる際の緊迫感… 等々、見所が満載で飽きずに一気に読めました。 次もジョン・ディクスン・カーの作品を読んでみようと思います。

Posted by ブクログ

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