商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/11/25 |
JAN | 9784041000243 |
- 書籍
- 文庫
排出権商人
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排出権商人
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商品レビュー
3.7
19件のお客様レビュー
国家間、先進国と発展途上国、排出権の供給者と需要家などの思惑の描写が生々しく描かれており面白い。そこに投資家、空売り屋が介在して誰のための制度なのか、利益の再配分が適切にされているのか、というような問題提起がされる。 一般向けでなくなるかもしれないが、個々をもっと深く厚く描写して...
国家間、先進国と発展途上国、排出権の供給者と需要家などの思惑の描写が生々しく描かれており面白い。そこに投資家、空売り屋が介在して誰のための制度なのか、利益の再配分が適切にされているのか、というような問題提起がされる。 一般向けでなくなるかもしれないが、個々をもっと深く厚く描写して、上下巻くらいにしてもよかったかも。
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再読。 これまでの黒木氏の作品でほぼ唯一の、女性が主人公となった作品(他には、『国家とハイエナ』ぐらい)。 所謂”ガラスの天井”と、排出権ビジネスを、身に迫るストーリーで体験できる本作。 女性総合職の扱いに困る企業とか、私の周りでもよく聞くので、このように取り上げられて問題...
再読。 これまでの黒木氏の作品でほぼ唯一の、女性が主人公となった作品(他には、『国家とハイエナ』ぐらい)。 所謂”ガラスの天井”と、排出権ビジネスを、身に迫るストーリーで体験できる本作。 女性総合職の扱いに困る企業とか、私の周りでもよく聞くので、このように取り上げられて問題意識を持ってもらうということだけでも意味があると思う。 また、地球温暖化が進んだ今だからこそ、排出権ビジネスの虚像はしっかりと学べたのも、再読した価値があった。 テーマを上述の2つだとすると、欲をいえば文庫版で上下巻になるぐらいのヴォリュームで書いてほしかったな。
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ESGがリベラルアーツになりつつある昨今、排出権取引あたりもちょっと勉強できると良いなぁと思っていたら図書館の棚で発見。ちょっと古いけど黎明期の話を勉強するのも良いかなと思って読んでみました。 著者の本に触れるのは4作品目。ビジネス小説が読みやすいと思うお年頃になってきてしまいま...
ESGがリベラルアーツになりつつある昨今、排出権取引あたりもちょっと勉強できると良いなぁと思っていたら図書館の棚で発見。ちょっと古いけど黎明期の話を勉強するのも良いかなと思って読んでみました。 著者の本に触れるのは4作品目。ビジネス小説が読みやすいと思うお年頃になってきてしまいました…(苦笑 さて本著、京都議定書が発効した2005年から少し経った頃の話のようなので、ざっくり15年前の話。 「実は、地球は温暖化していなかったなんてことになったら、この会社はつぶれるんだろうな」なんて論調のフレーズは、まぁ15年後の今では全くなくなった…とまでは言わないものの、かなりのマイノリティになってますね。 しかし、結局ヨーロッパ主導で本当に地球のためになってるのかわからないという点は変わらず。(足元では石炭火力やエンジン自動車が過剰に冷遇されてるよなぁ…) あと、著者の『獅子のごとく』では比較的知っていた業界なのでどの会社がモデルになっていて…というのが推測できたんですが、本著は馴染みのない業界だったので主人公の「新日本エンジニアリング」のモデルの推測がつかず…。JFE?ストーリー展開を鑑みると明確なモデルは設定してないのかもしれませんが。 「やまとパワー」はJPOWERなんだろうなぁと当たりをつけてみたんですが、こういうのがわからないとちょっと自分に対してモヤッとします(笑 本著、ストーリー展開としてはそこまで手に汗握るとまではいかず、ただ元々がこの分野を軽く勉強したいという目的だったので、学習マンガ的な位置づけでほどほどに楽しく読了しました。 後は、足元の状況をアップデートしないと…。
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