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シッダルタ 岩波文庫
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シッダルタ 岩波文庫

ヘッセ【作】, 手塚富雄【訳】

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シッダルタ 岩波文庫

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2011/08/20
JAN 9784003243565

シッダルタ

¥726

商品レビュー

4

27件のお客様レビュー

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2024/09/14

図書館で借りた。 ノーベル文学賞も受賞したヘルマン・ヘッセの作品だ。 仏陀、別名ゴータマ・シッダルタの話は、以前武者小路実篤の『釈迦』で読んでいるし、それでなくても歴史関係、いやそれに限らず何度も耳にしている。なので、あらすじ・話自体は驚くものではない。 この本の魅力はヨーロッパ...

図書館で借りた。 ノーベル文学賞も受賞したヘルマン・ヘッセの作品だ。 仏陀、別名ゴータマ・シッダルタの話は、以前武者小路実篤の『釈迦』で読んでいるし、それでなくても歴史関係、いやそれに限らず何度も耳にしている。なので、あらすじ・話自体は驚くものではない。 この本の魅力はヨーロッパ人が描いた東洋の”預言者”さらには感じ方・考え方を表現した、という点なのかと理解した。訳された文章なので当然自然な日本語ではあるのだが、「この仏陀に関する文章を、当時のヨーロッパ人が書いたのか!?」「元のドイツ語はどんな表現したんだ?」と感じた。それこそ欧米に東洋哲学を伝える大きな一歩になったのだろうと想像する。 また一つ世界を知った気がしました。

Posted by ブクログ

2024/08/25

気づけばヘッセの小説は高橋健二訳のものばかりを読んできた。他の人の訳はどうなのかが知りたくて、高橋健二訳と並 行読みをしてみた。 高橋訳はひらがなやカタカナで一見わかりやすい。手塚訳は漢字が多くて固い印象を受けたが、漢字だと一目見ただけで意味がわかるので見た目の固さより読みやすい...

気づけばヘッセの小説は高橋健二訳のものばかりを読んできた。他の人の訳はどうなのかが知りたくて、高橋健二訳と並 行読みをしてみた。 高橋訳はひらがなやカタカナで一見わかりやすい。手塚訳は漢字が多くて固い印象を受けたが、漢字だと一目見ただけで意味がわかるので見た目の固さより読みやすい。 高橋訳でずっと気になっていた畳み込むように書いてあって一段落が長いのは、手塚訳も同じだったので、これはヘッセの文章の特徴であったようだ。 訳し方で微妙に受け取るニュアンスが違ってくるのもおもしろい。翻訳ものはいろいろな訳者のものを読んでみるという新しい本の読み方を発見した。

Posted by ブクログ

2024/08/19

ヘッセと言えば、「車輪の下」。 そんな西洋人が東洋の思想てんこもりの小説を書くとは! 主人公のシッダルタ=ブッダだと思って読み始めたが、途中でブッダが出てきたので違うんですね。 回りくどい表現や何回も同じことを言っている感じで読みにくいが、物語の展開はおもしろかった。 シッダ...

ヘッセと言えば、「車輪の下」。 そんな西洋人が東洋の思想てんこもりの小説を書くとは! 主人公のシッダルタ=ブッダだと思って読み始めたが、途中でブッダが出てきたので違うんですね。 回りくどい表現や何回も同じことを言っている感じで読みにくいが、物語の展開はおもしろかった。 シッダルタがゴヴィンダに言った 「求める人の目が、ただ求めるもののみを見ているために、何ものをも見出すことができず、何ものをも心に受け入れることができないのです。それは畢竟その人がただ求めるものばかり考えているからです。…しばしばあなたの眼の前にあるものに気づかれぬから」 という部分が心に残りました。

Posted by ブクログ

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