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シッダルタ の商品レビュー

4.1

31件のお客様レビュー

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    12

  2. 4つ

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2025/12/20

借り本。仏教の別の視点からの物語。 「この知に対する最悪の敵は即ち『知を求める心』『学ぶ』ことにほかならぬのだと」p31

Posted byブクログ

2025/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全てが言葉であり、言葉でしかない 智慧=言葉は人から与えてもらうのではなく 体得していくしかない 今、ここに全てがある 老いて、死に向かう人にも 青春を謳歌する人にも 子への愛は かくも盲目的に かくも悩みつつ かくも甲斐なく かくも幸福に

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2025/04/24

ヘッセを読むのは中学の頃の『車輪の下』以来か。あれは全く面白いと思わなかった。今読んだら違うのだろうか。ヘッセがこの本を書いていたのを知ったのはどこでだったか?全然イメージがなく意外に思った。 ブッダの伝記かと思っていたのだが、違う話なのね。近代西洋人というかキリスト教徒というか...

ヘッセを読むのは中学の頃の『車輪の下』以来か。あれは全く面白いと思わなかった。今読んだら違うのだろうか。ヘッセがこの本を書いていたのを知ったのはどこでだったか?全然イメージがなく意外に思った。 ブッダの伝記かと思っていたのだが、違う話なのね。近代西洋人というかキリスト教徒というか、二元論がベースにあるので微妙に違和感を覚えるのだが、それでもよく書けている。訳も良いのだろう。 発達論的な悟りと常に既にとの二重性なんだよな。言葉にするとつまらんのだけど。 「『知識』を人に伝えることはできる、しかし『智慧』を伝えることはできないのだ。智慧を見出すことはできる、それを生活し味わうことはできる、それを自分の力とすることはできる、それによって奇蹟を行うことはできる。しかしそれを口に言い、人に教えることはできない。」 真理は指し示すことしかできない。おそらく仏教の多様性は言葉にならないものをどう指し示すかのバリエーションなのだろう。 『要約福音書』読み返してみたくなった。あと、『神曲』と『ファウスト』かな。自由連想法みたいですが。

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2025/02/05

美しい。文章も、あるいはシッダルタの思想も。 かなり良い訳なのではないだろうか。 「わたしは自分の見出したことを言っているのだ。『知識』を人に伝えることはできる、しかし『知慧』を伝えることはできないのだ。」(193頁)

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2024/09/14

図書館で借りた。 ノーベル文学賞も受賞したヘルマン・ヘッセの作品だ。 仏陀、別名ゴータマ・シッダルタの話は、以前武者小路実篤の『釈迦』で読んでいるし、それでなくても歴史関係、いやそれに限らず何度も耳にしている。なので、あらすじ・話自体は驚くものではない。 この本の魅力はヨーロッパ...

図書館で借りた。 ノーベル文学賞も受賞したヘルマン・ヘッセの作品だ。 仏陀、別名ゴータマ・シッダルタの話は、以前武者小路実篤の『釈迦』で読んでいるし、それでなくても歴史関係、いやそれに限らず何度も耳にしている。なので、あらすじ・話自体は驚くものではない。 この本の魅力はヨーロッパ人が描いた東洋の”預言者”さらには感じ方・考え方を表現した、という点なのかと理解した。訳された文章なので当然自然な日本語ではあるのだが、「この仏陀に関する文章を、当時のヨーロッパ人が書いたのか!?」「元のドイツ語はどんな表現したんだ?」と感じた。それこそ欧米に東洋哲学を伝える大きな一歩になったのだろうと想像する。 また一つ世界を知った気がしました。

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2024/08/25

気づけばヘッセの小説は高橋健二訳のものばかりを読んできた。他の人の訳はどうなのかが知りたくて、高橋健二訳と並 行読みをしてみた。 高橋訳はひらがなやカタカナで一見わかりやすい。手塚訳は漢字が多くて固い印象を受けたが、漢字だと一目見ただけで意味がわかるので見た目の固さより読みやすい...

気づけばヘッセの小説は高橋健二訳のものばかりを読んできた。他の人の訳はどうなのかが知りたくて、高橋健二訳と並 行読みをしてみた。 高橋訳はひらがなやカタカナで一見わかりやすい。手塚訳は漢字が多くて固い印象を受けたが、漢字だと一目見ただけで意味がわかるので見た目の固さより読みやすい。 高橋訳でずっと気になっていた畳み込むように書いてあって一段落が長いのは、手塚訳も同じだったので、これはヘッセの文章の特徴であったようだ。 訳し方で微妙に受け取るニュアンスが違ってくるのもおもしろい。翻訳ものはいろいろな訳者のものを読んでみるという新しい本の読み方を発見した。

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2024/08/19

ヘッセと言えば、「車輪の下」。 そんな西洋人が東洋の思想てんこもりの小説を書くとは! 主人公のシッダルタ=ブッダだと思って読み始めたが、途中でブッダが出てきたので違うんですね。 回りくどい表現や何回も同じことを言っている感じで読みにくいが、物語の展開はおもしろかった。 シッダ...

ヘッセと言えば、「車輪の下」。 そんな西洋人が東洋の思想てんこもりの小説を書くとは! 主人公のシッダルタ=ブッダだと思って読み始めたが、途中でブッダが出てきたので違うんですね。 回りくどい表現や何回も同じことを言っている感じで読みにくいが、物語の展開はおもしろかった。 シッダルタがゴヴィンダに言った 「求める人の目が、ただ求めるもののみを見ているために、何ものをも見出すことができず、何ものをも心に受け入れることができないのです。それは畢竟その人がただ求めるものばかり考えているからです。…しばしばあなたの眼の前にあるものに気づかれぬから」 という部分が心に残りました。

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2024/06/23

2024年6月23日、クオーラ回答より。主人公の生き方がまさにこのご質問の答えと言えるのではないでしょうか?「精神性が高い人や賢い人が隠遁しがちになるのはどうしてですか?」 ブッダのように修行の日々を送るが悟りに達せず、還俗後は商人として成功をして富と地位と名声、美女と美食に囲...

2024年6月23日、クオーラ回答より。主人公の生き方がまさにこのご質問の答えと言えるのではないでしょうか?「精神性が高い人や賢い人が隠遁しがちになるのはどうしてですか?」 ブッダのように修行の日々を送るが悟りに達せず、還俗後は商人として成功をして富と地位と名声、美女と美食に囲まれた日々を送るが満足できず、最後には河の流れと対話をする船頭となりようやく悟りに達するという内容です。 そこまで孤独を愛せる方など実際には殆ど存在しませんが、彼等の理想であり、その方向に進もうとしていた方は多いようです。

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2023/08/17

ヘッセと言えば、みんなも大好きな、あの教科書に載っていた究極の名セリフ 「そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」 これ↑しか読んだことなかったのですが、気が向いたので「シッダルタ」を読んでみた。 シッダルタ、って音、いいですね。 なぜか、澄んだ瞳の青年が木陰で静かに佇む姿が目...

ヘッセと言えば、みんなも大好きな、あの教科書に載っていた究極の名セリフ 「そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」 これ↑しか読んだことなかったのですが、気が向いたので「シッダルタ」を読んでみた。 シッダルタ、って音、いいですね。 なぜか、澄んだ瞳の青年が木陰で静かに佇む姿が目に浮かびます。 そういうイメージのある名前。 しかし、私はタイトルからシャカのバイオグラフィを想像していたのに、全然違っていて、時代設定はそのあたりなんだけれど、解説にも書いてあったとおり、ヘッセ版「ツァラトゥストラ」という感じの本でした。 おもしろかったし、たくさんのハっとさせられる叡智に満ちた言葉でいっぱいだったけど、でもストーリーそのものは単純というか、筋が読めてしまいます。 ただ、20世紀初めの西洋人がこれを書いたというのはやっぱり驚くなぁ。東洋的な描写に全然違和感がない。 ほほぅ、と思う文章がいっぱいあったけど、やっぱり 「そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」 の究極性には負けます。 いや、このせりふ、ほんと刺されますよね。ひと突きで。 蝶(蛾?)のもつ神秘的なイメージ、静かな羽ばたきの印象とあいまって、なんか、もうたまらんです。 今確認したら中学校の教科書なんだ。高校じゃなくて。ビックリ。 大人だけでなく、中学生ですら刺されるセリフ。 天才ですね。

Posted byブクログ

2023/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

美しい文章が、シッダルダの転落と悟りを描き出していると感じました。畳語が多く繰り返されている印象がありますが、その調子は美しいと思います。老齢に至ったときの、修行を続けてきたゴヴィンダと、仏陀と袂を分かったシッダルダの対比も印象的でした。

Posted byブクログ