商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/08/10 |
JAN | 9784062171731 |
- 書籍
- 児童書
帰命寺横丁の夏
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帰命寺横丁の夏
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商品レビュー
4.3
43件のお客様レビュー
心地よい読後感ではあります/帰命寺にお祈りしたら死んだ人が帰ってきて別人として生きるがバレて指摘されたら消える/クラスメートのあかりは帰ってきた人らしい/カズん家が今の帰命寺だった/反帰命寺派のおばあさん水上里に本尊が盗まれた/消えるまでにあかりの願いを少しでも叶えようとするカズ...
心地よい読後感ではあります/帰命寺にお祈りしたら死んだ人が帰ってきて別人として生きるがバレて指摘されたら消える/クラスメートのあかりは帰ってきた人らしい/カズん家が今の帰命寺だった/反帰命寺派のおばあさん水上里に本尊が盗まれた/消えるまでにあかりの願いを少しでも叶えようとするカズ/あかりの読みたかった小説「月は左にある」が作中作として描かれるが、途中で切れているので残りを捜す。著者は誰? って、すぐわかるか/あかりは消えるのか? 「月は左にある」の結末は?/佐竹美保さんの表紙絵に惹かれた。 ■簡単な単語集 【あかり】信夫あかり。赤い玉が二つのぽっちりで髪をとめている少女。カズが見た幽霊にそっくり。同級生ということになっているがカズ(だけが)覚えていない。 【あかりの母】カズには透明に見える。 【アディ】作中小説の主人公。亡霊と人間の間にできた一族だと思われている。都で魔女に買われた。泥の中の金や宝石を見ることができる。 【安藤桂/あんどう・かつら】どうやら四十年前に十歳で亡くなったさおり=あかりの母らしい。 【石の魔女】作中小説の登場人物。アディを買った。 【井上】クラスメート。 【内丸小学校】カズの通う小学校。 【王子】『月は左にある』の登場人物。魔女、石の鳥の牢獄に囚われていた。 【オオカミの牙】『月は左にある』の登場人物。王子の友だち。以前魔女に使われていたが今は山賊? 表向きの商売は肉を扱う商人。裕福に暮らしている。 【おれ】→カズ 【カズ】主人公の「おれ」。佐田和弘。家は古くて広い。怖がりだからホラー番組を見る小学五年生。あだ名は「サード」。野球チームのポジションからだがなんでも三番手だからということもある。それは本性を他者に見せずひねているところがあるからだとねえちゃんは言う。 【帰命寺横丁】古い地図ではカズの家があるあたりの地名。帰命寺は祈れば死んだ人が帰ってくるがまったく関係ない知らない人として帰ってくるという寺で建物は存在しないが本尊は存在する。講のようなもので、信じる者が集まっていたのが帰命寺横丁で本尊を置くのを各家で回していたらしい。やがて信じる者もいなくなり現在はなんとカズの家の仏壇にある。現在の帰命寺は順一で、次代はカズになるらしい。 【キリコ】水上さんちの黒猫。青い目。この辺のボス猫。カズを見張っている? 【毛皮商】かつてハミを買った。大切にしてくれ魔女に売ってくれと請われても断ったがハミは魔女にさらわれた。 【桜陽一】クラス委員の一人。 【佐田元治/さだ・げんじ】カズの祖父。 【さっこ】クラスメート。 【信夫あかり/しのぶ・あかり】→あかり 【順一】居候。中国へ発掘調査に行ってる。父親の従弟。居候と言いつつ、本家は順一の方。 【ソラマメ】副校長のあだ名。 【田辺】クラスメート。 【タマ】隆盛寺の猫。 【町会長】「やぶや」という蕎麦屋の隠居。 【月は左にある】『デイジー』という月刊誌に掲載されていた小説。著者は「ミア・リー」。あかりが読みたいと言っていた。 【ねえちゃん】中学一年生。 【ハミ】『月は左にある』の登場人物。魔女、石の鳥の牢獄に囚われていた。 【ハムスター】クラスで飼っているハムスターの名はボンレスとムッチー。 【春川次郎】クラス担任。あだ名は演歌。 【水上里/みなかみ・さと】おばあさん。マンションのミナミハイツ暮らし。八十歳を超えているので古いことを知っているかもしれない。派手な格好がよく似合う。帰命寺という名前をゾンビみたいだと言い、そのことがわかる人が存在すると言った。愛車はマーキュリー。 【山形あゆみ】クラスメート。 【山辺みずき】クラス委員の一人。 【裕介】老舗の呉服屋の若旦那の風格が身についている同級生。家族が忙しくてコンビニめしのときは嬉しい。 【ゆきな】クラスメート。 【隆盛寺】水上里さんから紹介された寺。プロレスラーみたいな巨体。 【老人会の理事】昔、社会科の先生をしていたらしい。
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帰命寺横町にある不思議なご本尊「帰命寺様」に祈ると、死者がよみがえるという。主人公のカズと、よみがえった少女・あかりの不思議な夏休みのお話。2人の物語の中でもうひとつの童話「月は左にある」が展開していて、そちらも楽しめた。 死者はこの世に戻るべきではない。でも、理として正しくない...
帰命寺横町にある不思議なご本尊「帰命寺様」に祈ると、死者がよみがえるという。主人公のカズと、よみがえった少女・あかりの不思議な夏休みのお話。2人の物語の中でもうひとつの童話「月は左にある」が展開していて、そちらも楽しめた。 死者はこの世に戻るべきではない。でも、理として正しくないことであっても、目の前で懸命に生きようとする命を摘んでしまうのはどうなんだ?という答えのない問いが描かれている作品。帰命寺の結論は、正しくはないのかもしれないが、やさしさに溢れていてこれはこれで良いのではないかと思った。
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つい一気に読みました!「亡くなった人が生き返る」ことに反対する一派も出てきますが、その言い分も分かるなと色々考えながら読みました。作中に出てくる「月は左にある」もとてもよかったです。
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