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アイデンティティと暴力 運命は幻想である
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アイデンティティと暴力 運命は幻想である

アマルティアセン【著】, 大門毅【監訳】, 東郷えりか【訳】

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アイデンティティと暴力 運命は幻想である

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 勁草書房
発売年月日 2011/07/11
JAN 9784326154166

アイデンティティと暴力

¥2,310

商品レビュー

4.4

21件のお客様レビュー

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2024/08/16

NDC分類 361.6 自分では手にとらないし読んでもちゃんと理解できるかどうか・・であるが、津村記久子さんの『枕元の本棚』でのこの本の紹介がよかったので、メモ。 「自分のアイデンティティとは何か。実際のところは多様な人間自身を、「たった一つの要素に集約される何者か」と決めて...

NDC分類 361.6 自分では手にとらないし読んでもちゃんと理解できるかどうか・・であるが、津村記久子さんの『枕元の本棚』でのこの本の紹介がよかったので、メモ。 「自分のアイデンティティとは何か。実際のところは多様な人間自身を、「たった一つの要素に集約される何者か」と決めてしまうところが、暴力を行使したい側に利用されてしまうという状況を懸念しているのが本書である。」 「ある日突然、自分たちはルワンダ人であるだけでなく、厳密にはフツ族なのだ(だから「ツチ族を憎んでいる」)と教えられたり・・という出来事について、著茶は、「暴力は、テロの達人たちが掲げる高専的な単一基準のアイデンティティを、だまされやすい人々におしつけることによって助長される」と読み解く。どうしてこの世界において、人間同士の衝突が一向に収まる気配がないのか?著者はその原因を、多様な人間のアイデンティティの矮小化に鍵があるとする。」 「他人を的にして自分が何者かを決めるのではない。また、自分がどう生まれたかによって自分を決めるのでもない。自分が何者であるかは自分で選ぶのだ。論調は終始穏やかながら、「運命は幻想である」というサブタイトルは力強い。 ( 『枕元の本棚』津村記久子  より)

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2024/07/12

 アイデンティティは「単一のものではなく」、「選ぶことが出来る」し、「変えられる」、というのが、本書の一番のメッセージだ。アイデンティティを単一視し、人種、民族、宗教、国籍、文化、文明など、特定の枠組みに人びとを還元する見方(センは、還元主義、矮小化などと言っている)は、人びとを...

 アイデンティティは「単一のものではなく」、「選ぶことが出来る」し、「変えられる」、というのが、本書の一番のメッセージだ。アイデンティティを単一視し、人種、民族、宗教、国籍、文化、文明など、特定の枠組みに人びとを還元する見方(センは、還元主義、矮小化などと言っている)は、人びとをたやすく分断し、いとも簡単に争いへと駆り立てる。  センの議論が面白いのは、この矮小化の問題を社会科学的な議論にまで掘り下げていることだ。「文明の衝突」論や共同体主義(コミュニタリアニズム)もまた、人間を矮小化した見方である点で共通すると指摘している。原風景ともいえるカデル・ミアという男性の悲劇に始まり、単一のアイデンティティに対する疑念を問い続けたセンの議論は、学術的な議論としては「文明の衝突」論や共同体主義への認識など再批判されるところもあるのかもしれないけれど、そのメッセージ自体は一般読者たる私たちも受け止めるべきものだろうと、私は確信する。

Posted by ブクログ

2021/02/13

アイデンティティは選べる。 選べる状態が「人間開発」である。 潜在能力を発揮させるために教育はある。 複数単一文化主義ではなく、 ひとりの中にある多様性を見つけること。

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