- 新品
- 書籍
- 文庫
- 1225-01-02
楡家の人びと(第二部) 新潮文庫
880円
獲得ポイント8P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2011/07/04 |
| JAN | 9784101131580 |
- 書籍
- 文庫
楡家の人びと(第二部)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
楡家の人びと(第二部)
¥880
在庫なし
商品レビュー
4
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
基一郎没後の楡家と楡病院、そしてそれを取り巻く社会情勢が描かれる。 第一部ではどこかでたらめな人物に見えた基一郎だが、いなくなってみると、あれほどのカリスマ性と頼りがいを持つ存在はもう現れそうにない。作中では、なんとなく神格化されつつあるようにも感じた。 登場人物は多いものの、物語の軸は婿養子の徹吉に置かれているように思える。読み進めてようやく腑に落ちたが、徹吉は斎藤茂吉であり、その次男にあたる周二が北杜夫なんですよね。 徹吉・周二は楡家の内部にいながらも本来は外から入ってきた存在で、その“内からの視点”と“外からの視点”をあわせ持つ立ち位置が、この作品の独特の冷静に全体を見渡す視点を生み出しているのかな。 冒頭から予感はあったが、第二部は太平洋戦争の開戦によって幕を閉じる。 真珠湾攻撃へ向かう空母に乗り込んだ城木(周二の兄・峻一の友人)の体験談が生々しく、引き返せない一線を越えてしまう瞬間が描き出される。そのほかにも当時の出来事を挟み込む場面が多く、全体として強い臨場感を生んでいると感じた。 ラストの徹吉と周二の会話場面は、急に私小説めいた空気になっていて面白かった。
Posted by 
桃子と徹吉が可哀想だったな。 私は女だけど、龍子より徹吉贔屓だ。 途中で院代が50周年記念のために気合い入れているところで やっぱり基一郎は凄かったんだなと改めて感じた。 この巻は終わりの方に近づくほどに 戦争が近づいてくるのが分かって、いよいよかとドキドキした。 さて次は...
桃子と徹吉が可哀想だったな。 私は女だけど、龍子より徹吉贔屓だ。 途中で院代が50周年記念のために気合い入れているところで やっぱり基一郎は凄かったんだなと改めて感じた。 この巻は終わりの方に近づくほどに 戦争が近づいてくるのが分かって、いよいよかとドキドキした。 さて次はいよいよ戦中だ。どうなるのだろう、楡家。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これはとてつもなくいっちまっている作品ね。 ちなみに実話がどうも元になっているようで ある本を書いている人は…なのです。 結局この家は欺瞞の塊だったのでしょう。 見せかけの栄華を見ている感じですね。 その裏側には目も当てられない負債があるというのに… 院代の望むとおりにならないところが 没落を示唆していて痛々しかったです。 どんなに良くしようとしていても独り歩きだからね…
Posted by 
