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井筒俊彦 叡知の哲学
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井筒俊彦 叡知の哲学

若松英輔【著】

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井筒俊彦 叡知の哲学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慶應義塾大学出版会
発売年月日 2011/05/21
JAN 9784766418118

井筒俊彦

¥3,740

商品レビュー

4.6

9件のお客様レビュー

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2025/05/04

「意識と本質」を通読して、難しそうなので、この解説本の9章の「意識と本質」の章を先に読みました。 「意識と本質」は井筒俊彦の主著で、エラノス会議での発表の集大成でもあります。 以下、「意識と本質」に対する若松さんの思い入れ、つまり、若松節が炸裂している部分を紹介します。 ・主著...

「意識と本質」を通読して、難しそうなので、この解説本の9章の「意識と本質」の章を先に読みました。 「意識と本質」は井筒俊彦の主著で、エラノス会議での発表の集大成でもあります。 以下、「意識と本質」に対する若松さんの思い入れ、つまり、若松節が炸裂している部分を紹介します。 ・主著とは統合的な著作であるという意味で、読まずに進めば、その人物を見誤るという著作を意味する。 ・遺言が読まれることによつて完成するように、作品が真実の意味で誕生するのは、書かれたときではなく、読まれたときである。 ・「意識と本質」を読むとは、井筒俊彦の思想的帰結を知ることに他ならない。 ・「意識と本質」は、20世紀日本に誕生したもっとも重要な哲学論考だ。 ・「意識と本質」は井筒俊彦の精神的自叙伝として読むこともできる。 「意識と本質」の章の最後に、「河合隼雄が読者として現れたのは、偶然ではないだろう。日本の深層心理学における実践性と思想性の両面において、大きな貢献を残した人物が、『意識と本質』に著しい関心を寄せたのである。」とあります。 「意識と本質」が当時の文化人のメルクマール(判断基準)になっていたことがわかります。 調査しているうちに、井筒さんの家の書庫を実際に見ることができる動画サイトを発見しました。スゴすぎる蔵書量です。 三田メディアセンター所蔵 個人文庫・特殊コレクション 井筒俊彦文庫 https://www2.lib.keio.ac.jp/mita/izutsu/ 以下、2025.7.13一応全部読んだので感想を追加です。 三田文学で井筒俊彦の特集があり、若松さんが井筒の本を論じていているこの本に興味が湧いて入手。 河合隼雄さんは、岩波書店の社長だった大塚信一さんへの手紙に「最近になってようやく井筒先生のおかげで、自分のしていることの哲学的背景が大分明らかになってきたと感じています。」とある。 河合さんは、井筒理論の全体ではなく、河合心理学を裏付けするような部分、つまりは華厳思想にだけ興味があったのだろう。 華厳思想までに行き着く物語をまとめたのが、この「叡智の哲学」という井筒伝だと思う。河合さんは井筒さんの全体像までは知りたくなかったはずだ。 井筒さんが教科書に載るような偉人や天使の枠に入らなかった理由は、やはり、先の戦争で戦犯となった人々が同志だったことではないだろうか。「大東和共栄圏」を夢見る軍霊が井筒俊彦には取り憑いていたとみるべき読み筋もある。

Posted by ブクログ

2025/03/09

若松英輔の「井筒俊彦」理解は凄い。 二人の学問研究における深い信頼関係なのだろう。 途中、若松の文章なのか井筒のものか迷うところがある。井筒の文章は最初専門語が多く取っ付きにくいので若松のエスコートは冴え渡る。 優秀な弟子が師匠の研究成果を広く世に問う論考であり、尊敬する恩師へ...

若松英輔の「井筒俊彦」理解は凄い。 二人の学問研究における深い信頼関係なのだろう。 途中、若松の文章なのか井筒のものか迷うところがある。井筒の文章は最初専門語が多く取っ付きにくいので若松のエスコートは冴え渡る。 優秀な弟子が師匠の研究成果を広く世に問う論考であり、尊敬する恩師への「卒業論文」のようだ。 井筒が「エラノス会議」で12年連続して講演し、世界に発した学術成果の真価を学際閉塞の日本アカデミズムに広く知らしめる契機となった評論集である。 若松のこの論文は30カ国語をものにする文学・言語学者として、東洋哲学・イスラム教の宗教哲学者として、人間の「思惟」の構造を探究し続けた異才「井筒俊彦」の叡智の世界に読者を誘う。 言葉とか意味をそこまで突き詰めて考えるのか。 井筒の『意識と本質』の時もそうだが、濫読の雑然たる知識や思考の混乱を整理・整頓してくれる「惠の書」だ。読むことで混沌や曖昧が解消され新しい世界が垣間見える爽快感は何者にも変え難い。

Posted by ブクログ

2023/11/28

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1729338807919735196?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

Posted by ブクログ