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「できません」と云うな オムロン創業者立石一真 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/03/28 |
JAN | 9784101344911 |
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「できません」と云うな
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商品レビュー
4.1
14件のお客様レビュー
(2009/2/10) オムロン創業者、立石一真の伝記、である。 実に濃い内容で、一気に読みきってしまった。まさに全編プロジェクトX。常に仕事のことを考え、手を動かし、次々世の中のニーズに応える新しいものを生み出していく。そして零細企業から一代で大企業へと育て上げる。 オムロ...
(2009/2/10) オムロン創業者、立石一真の伝記、である。 実に濃い内容で、一気に読みきってしまった。まさに全編プロジェクトX。常に仕事のことを考え、手を動かし、次々世の中のニーズに応える新しいものを生み出していく。そして零細企業から一代で大企業へと育て上げる。 オムロン、立石電機の名前はもちろん知っていたが、こんなすごい創業者がいたとは知らなかった。パナソニックの松下幸之助、ソニーの盛田昭夫、ホンダの本多宗一郎、、、、、彼らと並んで、この立石一真氏も同時代の起業家といえよう。そのわりに、オムロンという立派な会社のわりに、先ほど取り上げた経営者ほどは有名ではない。企業規模がそうさせるのだろうか。この立石氏の持つ理念は、これら経営者を上回っているとさえ思える、今にも通用するものだ。それはオムロンの社訓にあられている。 社憲 われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう 最近作ったものではない。戦後の厳しい時代に、時代を先取りする形でこの文章を練り上げているのだ。志が高い。この社是があるために、採算度外視でサリドマイド児の義手を作成したり、身体障害者を労働者とした企業を作り、見事黒字化させたり、、、。熱い人なのだ。 彼の経営哲学は広くアメリカでも注目され、P.ドラッガーは古くからの知己であるし、われらが大前研一も30代マッキンゼーのころオムロンのコンサルを担当し、寝食を共にするまでの仲になっている。知らなかった。それくらい彼の考え方は周囲に影響を与える、すばらしいものであったということだろう。 奮い立たせてくれるような、素晴らしい書籍であった。 本が読めない方は、オムロンのHPを。創業者物語 とある。 http://www.omron.co.jp/about/corporate/history/founder/ オムロンの社名、京都の御室に工場があったことから商品名として付け、それが有名になり、立石電機から社名変更したそうだ。 そういえばもうひとつ一真氏の功績。 ベンチャーキャピタルにもなり、今の日本電産永守重信の支援をしたそうだ。当時社員数十名とか。 いい話だ。
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『「できません」と云うな』は、オムロン創業者である立石一真の言葉。立石電機の総帥として名前は聞いてゐましたが、かくもスゴイ人物であるとは、本書を読むまで知りませんでした。 「ズボン・プレス」に始まり、無接点スイッチ、マイクロスイッチ、電子信号機、自動食券販売機、駅の自動改札システ...
『「できません」と云うな』は、オムロン創業者である立石一真の言葉。立石電機の総帥として名前は聞いてゐましたが、かくもスゴイ人物であるとは、本書を読むまで知りませんでした。 「ズボン・プレス」に始まり、無接点スイッチ、マイクロスイッチ、電子信号機、自動食券販売機、駅の自動改札システム、電動義手、電子医療機器...大手でもまだやらなかつた事業を、まだ中小メーカーだつた立石電機が次々と実現してゆくさまは、感動すら覚えるのであります。 立石一真は、会社の利益を第一に考へなかつた。社会に貢献できる企業を目指したのであります。言うは易いが、中中難しい。大企業となつた会社が、利益を社会へ還元するといふケースと違ひます。倒産の危機も迎へるほどの中小メーカー時代からそれを実行してゐるのですから。 ゆゑに、どんな注文も断らなかつた。大手企業もまだ出来ないものでも、非常識なほど短い納期でも、まづは「やつてみませう」とばかりに引き受ける。お陰で技術陣は大変だつたらうが、その分鍛へられたことでせう。 松下幸之助や本田宗一郎に匹敵する技術系経営者と言はれますが、本書を読めばそれがすんなりと納得できるでせう。立石一真の生き方を多くの人に知らせたいといふ著者の望みを十二分に叶へる一冊と申せませう。 ぢや、さよなら。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-254.html
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以前カンブリア宮殿でオムロンの特集を見てからずっと気になっていた創業者立石一真氏の半生を書いた一冊。 より良い社会を作るという社憲を作った氏のベンチャー精神は並外れてたものがあり、卓越した先見性もさすがだと感じました。まだ、ATMが普及した時代にキャッシュレスの構想を抱いていた...
以前カンブリア宮殿でオムロンの特集を見てからずっと気になっていた創業者立石一真氏の半生を書いた一冊。 より良い社会を作るという社憲を作った氏のベンチャー精神は並外れてたものがあり、卓越した先見性もさすがだと感じました。まだ、ATMが普及した時代にキャッシュレスの構想を抱いていたことには驚きました。 交通管制システムや自動改札など今の生活にとってなくてはならないシステムを開発するだけでなく、障害者雇用にも積極的に取り組まれた姿勢も日本を代表する経営者といって間違いないと感じました。 ドラッカーや大前研一氏といった著名な経済人とも交流が深く、氏自身も色々な経済団体で活動されていました。 本当に生活が一変するための経営に対する姿勢や考えが本書を読んで氏から学べた一冊でした。
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