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利休にたずねよ PHP文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2010/10/14 |
JAN | 9784569675466 |
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利休にたずねよ
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利休にたずねよ
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商品レビュー
4.1
325件のお客様レビュー
戦国という様々な欲望が顕現した世の中、ただひとつ、美のために命を燃やした男の物語です。章の流れが読者をどんどん引き込む良いアクセントです、良い本でした
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私はこの小説を読んで、これから木槿の花を見る度に、韓紅花の衣を纏った女を思い起こすに違いない。 一度読み終えて一晩高ぶる気持ちを反芻して、翌朝一から読み直した。 再読時には、各章のところどころに韓紅花の衣の裾が見え隠れしてどきどきした。 女が閉じ込められた土蔵を「なかに美しい命が隠されていればこそ粗土の壁が輝いて見える」これこそが利休の目利きの真髄で、ヴァリヤーノのいうところの「土くれの焼き物」に美を見出だす根源なのだろう。 宗恩は気の毒だと思った。もてなしの超人を、毎日暮らしのなかで満足させるのは、さぞや神経をすり減らすことだろう。 秀吉はおそらく、利休の美的感性に嫉妬したのではないか。そして私は、悲しいがその気持ちがよく分かる。 ブランドや高価か否かは無関係にその人が手掛けるもの、持ち物、組み合わせ方など、その美しさにはっとする感性を持つ人に時折出会う。 そしてそれらは、私が何時間考えたところで思い付くものではなく、さらにどんなに努力しても身に付けることは叶わないのだ。と敗北感を感じることがある。 秀吉は天下人である自分が手に入れられない、勝つことのできないものを持っている利休を許せなかったのではないだろうか。
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武士でもない利休が、なぜ切腹を命じられたのか? 茶道とはどういう物なのか? 美に対するとてつもないこだわり、矜持が利休にはある。 その根元にあるのが、若き日に出会った高麗の女性だったんですね。 おもしろかったです。
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