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利休にたずねよ PHP文芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2010/10/14 |
| JAN | 9784569675466 |

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利休にたずねよ
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商品レビュー
4.1
330件のお客様レビュー
香合は一つのキーではあるし、ミステリではないのだけれど、1人の美の天才としての利休と、別の方向での表現の天才である秀吉の交わり。 利休の侘び寂びの基となった美の基準とは何なのか?貪欲、怒り、愚かの三毒をもって生きる、持つものと持たぬものとの嫉妬と憧れ。人間描写が素晴らしい。
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久しぶりの五つ星! 利休切腹の当日からさかのぼり、各章が違う歴史上の重要人物の目線で描かれる。 冒頭の「死を賜る」の章で出てくる、「あの女」「殺した」「緑釉の香合」何のことだろう?どうしたのだろう? ↓以下ネタバレです その真相は、後ろから2番目の章「恋」で明...
久しぶりの五つ星! 利休切腹の当日からさかのぼり、各章が違う歴史上の重要人物の目線で描かれる。 冒頭の「死を賜る」の章で出てくる、「あの女」「殺した」「緑釉の香合」何のことだろう?どうしたのだろう? ↓以下ネタバレです その真相は、後ろから2番目の章「恋」で明らかになる。 それは、かなり若気の至り。ちょっと冷静になりなさいよ。と思ったけど、そこは利休もまだ19歳だった。彼女も、死にたかったの?本当に?彼女を渡すくらいなら、殺して自分も死ぬつもりでいた利休ですが、それは、彼女を本当に想ってでの決断ではなく、衝動的に彼女を誰にも渡したくなかったのだと思う。とりあえず、妾になって適当にしてたら、また国へ帰れたかもしれないのに。 利休の切腹含め、現代の日本ではどうとでもリカバリーできる環境にあると思うけど当時はそんな生やさしい世の中ではなかったのであろうか。 私が特に印象に残っているものは、利休の美意識である。 これ以上、何も足さず、何も引かず、映えさせようと目論んでデザインされたものはあざとい。というのが利休の信条。文章になっているものを読んでみて「ああそうだよな」と自分で気づくことができた。手元にあるので、時々読み返してみようと思う。茶道の言葉、昔の言い回しがたくさん出てきて、スマホで調べながら読んだので時間がかかった。さすが直木賞受賞作品だと思った。
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読んでよかった。お恥ずかしながら茶道には全くたしなみがなく、こういう世界があると知ることができてよかった。ただ、美とか風情とか抽象的すぎて戸惑った。「茶杓の節の位置で侘びを醸し出す」とか意味わからん( ̄▽ ̄) そしてオイ秀吉!その茶壺が欲しいからよこせとか、それを手放さないこと...
読んでよかった。お恥ずかしながら茶道には全くたしなみがなく、こういう世界があると知ることができてよかった。ただ、美とか風情とか抽象的すぎて戸惑った。「茶杓の節の位置で侘びを醸し出す」とか意味わからん( ̄▽ ̄) そしてオイ秀吉!その茶壺が欲しいからよこせとか、それを手放さないことに腹を立てるとか、人が持っている香合をネチネチ執念深く欲しがるとか、秀吉何やってんの?て感じ苦笑。自分勝手すぎやろ。 三成も性格悪かったーー「八本目の槍」ではいいヤツだったのに。 あと、ヴァリニャーノの章が興味深かった。坊主にボンズとルビが振ってあったので声を出して笑ってしまった(^^) あと一つ。わたしは日々、短い隙間時間でちまちま読むタイプなので、一つの章が20ページ前後で、とても読みやすかった。千利休がもちろん主役だけれど、章ごとに千利休以外のメインキャラクターが登場。月日が遡っていくのも非常に面白い展開だった。
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