商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/09/02 |
JAN | 9784167791018 |
- 書籍
- 文庫
乳と卵
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乳と卵
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商品レビュー
3.3
570件のお客様レビュー
口語体で長い文章が読みにくかったけどするすると1日で読了。 私自身が経験したモヤモヤが凝縮されていた気がする。なんでこの世に存在するのだろう、なんで月経に悩まされなければならないんだろう、出産を経験しないならただ煩わしく苦痛なだけで、やっぱり出産は一度はしたほうがいいのかな…これ...
口語体で長い文章が読みにくかったけどするすると1日で読了。 私自身が経験したモヤモヤが凝縮されていた気がする。なんでこの世に存在するのだろう、なんで月経に悩まされなければならないんだろう、出産を経験しないならただ煩わしく苦痛なだけで、やっぱり出産は一度はしたほうがいいのかな…これらは年を経るに連れて自分の中でなんとかケリを付けた感がある。あとは豊胸って?というか整形全般って、人々は自分のためにしてるような気がするけど、やっぱり周りからの目や評判があるからこそ?ルッキズムに辟易する… 巻子は心を病んでる。咳止めシロップはオーバードーズ?豊胸にも取り憑かれてる、緑子が言うようになんでリスクを冒してまでするの、元夫に自分を見てもらいたいから? 緑子がひたすらにかわいそうだった。最後に緑子が声を発して、真っ向から二人が向き合えて、少しでも好転してたらいいな。 こんな文章を書ける川上さんすごいな。「夏物語」を読むのが楽しみ。 ★あなたたちの恋愛は瀕死 未読
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ちょっとだけ難しかった。 文体が読みにくいと言われているが、私にはそうではなくて、それは私が関西人ということが大きいのだろうか。 したいという気持ちに意味はないのだろうか。純粋なしたい、なのだろうか。(巻子の豊胸) 緑子の◯から始まる日記はわかるなぁと思った。 よく考えると生ま...
ちょっとだけ難しかった。 文体が読みにくいと言われているが、私にはそうではなくて、それは私が関西人ということが大きいのだろうか。 したいという気持ちに意味はないのだろうか。純粋なしたい、なのだろうか。(巻子の豊胸) 緑子の◯から始まる日記はわかるなぁと思った。 よく考えると生まれる前から生むことを想定した体が作られているというのはなんと不思議なことか、恐怖すら感じる。やはり我々は動物なのだと。 曖昧さが残る、おそらく意図的に余白を残しているこの本。 身体と、言葉と、いろいろ。 時間が経ってから読み返してみるのもありかもしれない。
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川上未映子『乳と卵』 2010年 文春文庫(文藝春秋) 第138回芥川賞受賞作。 句読点はあるものの、改行がなく続いていく文体は最初驚きました。意図的なのだろうけど読みにくいなと。 でも読み進めるうちにその不穏な文体そのものが作品の内容を反映させているのだと思いました。 ただ...
川上未映子『乳と卵』 2010年 文春文庫(文藝春秋) 第138回芥川賞受賞作。 句読点はあるものの、改行がなく続いていく文体は最初驚きました。意図的なのだろうけど読みにくいなと。 でも読み進めるうちにその不穏な文体そのものが作品の内容を反映させているのだと思いました。 ただ僕にはこの世界観や主張はあまり馴染みませんでした。 よくわからなかったというのが正直なところかな。 彼女たちの心の闇や苦悩をふわりとした空気感では感じられるのだけれど、僕の読解力では難しいかな。 彼女たちは答えや光を見つけることができたのだろうか。そうあってほしいと願うばかりです。 #川上未映子 #乳と卵 #文春文庫 #文藝春秋 #読了
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