商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
| 発売年月日 | 2010/08/05 |
| JAN | 9784198932053 |
- 書籍
- 文庫
薄紅天女(下)
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薄紅天女(下)
¥649
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商品レビュー
4.1
55件のお客様レビュー
人でないものに。 この時まで手元になければいけない物だったかもしれないが、それに頼り続けず手放せたから今があるのだろう。
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薄紅天女・下巻。 上巻から舞台は変わって奈良?京都?の都へ。語り手も阿高から苑上という内親王へ。 都は長岡京か。蝦夷の巫女がもたらす勾玉の力で都を襲う物怪を祓いたい、というのは藤原種継暗殺と早良親王の怨霊のことなんだろうな。薬子の変の前日譚のような趣もある物語の展開。 自分の...
薄紅天女・下巻。 上巻から舞台は変わって奈良?京都?の都へ。語り手も阿高から苑上という内親王へ。 都は長岡京か。蝦夷の巫女がもたらす勾玉の力で都を襲う物怪を祓いたい、というのは藤原種継暗殺と早良親王の怨霊のことなんだろうな。薬子の変の前日譚のような趣もある物語の展開。 自分の存在意義に悩み苦しみ、身勝手とも捉えられてしまう自己犠牲の心で、事件の収束を図ろうとする阿高。友人である彼を失いたくない藤太たちと、芽生えた恋心を押し隠して、皇の一族という役目で救おうとする苑上。 初恋の物語であったのだなぁ、と読み終えて思う。 チキサニも薬子も苑上も、自分の心情に素直に身を焦がし、ある意味では狂い、人生を捧げる場所と相手を見つけたのだ、と思う。結末が幸福か不幸かは、本人たち選んだ結果であるだけで、彼女たちの選択に後悔はなかったとうことが、素敵なことだと思います。 人と人の間に生じる恋心だけでなく、国の未来を想像した田村麻呂も、己の知識欲に従事することにしたや無空や茂里も、己の心の中に生まれてしまった衝動に突き動かされることをやめなかったという点では、初恋に焦がれ狂い全うしたといえるのでしょうね。
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「勾玉三部作」の締めくくりにふさわしい感動的な作品だった。特に、苑上と阿高、藤太と千種という二組の関係が物語の軸となり、それぞれが自らの運命に向き合い、成長していく姿に胸を打たれた。神話や歴史的背景を巧みに織り交ぜながらも、登場人物たちの葛藤や絆が丁寧に描かれており、ただのファン...
「勾玉三部作」の締めくくりにふさわしい感動的な作品だった。特に、苑上と阿高、藤太と千種という二組の関係が物語の軸となり、それぞれが自らの運命に向き合い、成長していく姿に胸を打たれた。神話や歴史的背景を巧みに織り交ぜながらも、登場人物たちの葛藤や絆が丁寧に描かれており、ただのファンタジーでは終わらない深みがあった。武蔵での四人の穏やかな日々や、それぞれが未来に向けて歩み出す描写が印象的で、読後には清々しい余韻が残った。シリーズ全体を通して読んだことで、より一層物語の重みと美しさを感じることができた。
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