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ティンブクトゥ 新潮文庫
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ティンブクトゥ 新潮文庫

ポールオースター【著】, 柴田元幸【訳】

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ティンブクトゥ 新潮文庫

572

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/06/28
JAN 9784102451137

ティンブクトゥ

¥572

商品レビュー

3.8

32件のお客様レビュー

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2024/08/17

夢と現実がリアルに入れ替わる話。ポール・オースターで一二を争う好きな作品かというとそうではないけど、ところどころクスッとさせられ、過度に感傷的にもならない良い作品だと思いました。英語で読めたらもっと違う感想になるのかも。 最後は夢だったのか現実なのか。

Posted by ブクログ

2022/08/30

ペットと主人の絆を“人語を理解する老犬”の一人称視点で描く著者随一の異色作。延々続くMr.ボーンズの思索と全十五頁にも亘るウィリーの語りが炸裂する前半戦は(私的に)オースター作品屈指の難関で、読み進めるのに苦戦したが、後半戦は一気に拓けた展開へ突入していく。従来の様なストーリーテ...

ペットと主人の絆を“人語を理解する老犬”の一人称視点で描く著者随一の異色作。延々続くMr.ボーンズの思索と全十五頁にも亘るウィリーの語りが炸裂する前半戦は(私的に)オースター作品屈指の難関で、読み進めるのに苦戦したが、後半戦は一気に拓けた展開へ突入していく。従来の様なストーリーテリングの技巧は形を潜めている印象だが、犬視点で紡がれる現世の苦難は読者を作品世界へ誘う牽引力を持っている。悲愴的…否、悲壮的なラストシーンは正に氏の真骨頂と言えるのでは。約束の地<ティンブクトゥ>で二人が再び出逢えるのを祈って―。

Posted by ブクログ

2022/08/07

犬を通して、人間を脱構築し、生物にとって、帰るべき思い出を持つことがいかに大切かを物語っている。生きることはときに過酷であるゆえに。

Posted by ブクログ

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