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ティンブクトゥ 新潮文庫
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ティンブクトゥ 新潮文庫

ポールオースター【著】, 柴田元幸【訳】

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ティンブクトゥ 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/06/28
JAN 9784102451137

ティンブクトゥ

¥440

商品レビュー

3.8

31件のお客様レビュー

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2022/08/30

ペットと主人の絆を“人語を理解する老犬”の一人称視点で描く著者随一の異色作。延々続くMr.ボーンズの思索と全十五頁にも亘るウィリーの語りが炸裂する前半戦は(私的に)オースター作品屈指の難関で、読み進めるのに苦戦したが、後半戦は一気に拓けた展開へ突入していく。従来の様なストーリーテ...

ペットと主人の絆を“人語を理解する老犬”の一人称視点で描く著者随一の異色作。延々続くMr.ボーンズの思索と全十五頁にも亘るウィリーの語りが炸裂する前半戦は(私的に)オースター作品屈指の難関で、読み進めるのに苦戦したが、後半戦は一気に拓けた展開へ突入していく。従来の様なストーリーテリングの技巧は形を潜めている印象だが、犬視点で紡がれる現世の苦難は読者を作品世界へ誘う牽引力を持っている。悲愴的…否、悲壮的なラストシーンは正に氏の真骨頂と言えるのでは。約束の地<ティンブクトゥ>で二人が再び出逢えるのを祈って―。

Posted by ブクログ

2022/08/07

犬を通して、人間を脱構築し、生物にとって、帰るべき思い出を持つことがいかに大切かを物語っている。生きることはときに過酷であるゆえに。

Posted by ブクログ

2020/10/19

視点が斬新で面白い。終始犬の目線で語られている。犬が主人公と言っても可愛らしく癒されるような話ではなく、人生ならぬ犬生についてかなり考えさせられるものだった。また、著者の想像力には驚かされた。エンディングは少し寂しい。代表作とも言われる「ムーン・パレス」 も読んでみよう。訳者柴田...

視点が斬新で面白い。終始犬の目線で語られている。犬が主人公と言っても可愛らしく癒されるような話ではなく、人生ならぬ犬生についてかなり考えさせられるものだった。また、著者の想像力には驚かされた。エンディングは少し寂しい。代表作とも言われる「ムーン・パレス」 も読んでみよう。訳者柴田さんのあとがきも良い。

Posted by ブクログ

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