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杏っ子 新潮文庫
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杏っ子 新潮文庫

室生犀星(著者)

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杏っ子 新潮文庫

990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1962/06/12
JAN 9784101103068

杏っ子

¥990

商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

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2026/03/22

室生犀星の自伝的長編小説。 私生児として真っ直ぐな愛情を受けずに育った自身の遍歴と、その自分にできた娘の成長と苦しい結婚生活を描く。 子が父をさん付けで呼ぶような、家族のかたちとしては奇異ではありつつも、端々に温かく滲むような親子の愛を感じた。 親の苦悩、子の苦悩、物書きの苦悩、...

室生犀星の自伝的長編小説。 私生児として真っ直ぐな愛情を受けずに育った自身の遍歴と、その自分にできた娘の成長と苦しい結婚生活を描く。 子が父をさん付けで呼ぶような、家族のかたちとしては奇異ではありつつも、端々に温かく滲むような親子の愛を感じた。 親の苦悩、子の苦悩、物書きの苦悩、夫婦の苦悩、結婚の苦悩、都会の苦悩、生活の苦悩、そしてそのすべてを補って余りあるほどの(この)親子の愛。 ほんとうにいい本を読んだ。

Posted by ブクログ

2024/10/20

杏子はこのどうしようもない夫となぜ別れないのか、まだ別れないのか、まだかまだかと苛々しながら読み進むうちに600ページ読み終わった。いろいろフラストレーションがたまる作品だった。 杏子に息子との付き合いをやめさせるよう親が依頼に来たときには、相手の家にまで乗り込んでいった平四郎な...

杏子はこのどうしようもない夫となぜ別れないのか、まだ別れないのか、まだかまだかと苛々しながら読み進むうちに600ページ読み終わった。いろいろフラストレーションがたまる作品だった。 杏子に息子との付き合いをやめさせるよう親が依頼に来たときには、相手の家にまで乗り込んでいった平四郎なのに、なぜ杏子と夫を無理矢理にでも別れさせないのか。また、息子の嫁に対しても娘の夫に対しても甘すぎる。おまけに息子はいい年して定職に就かないプー太郎。杏子と夫の夫婦喧嘩の場面は同じことの繰り返しでうんざりした。結局、登場人物のだれにもシンパシーを感じなかったし、感情移入もしなかった。 詩人として評価の高い室生犀星だが、小説に関して言えば短編を含め、あまりすぐれた作品とは思われない。少なくとも自分の好みの作風ではない。今度は是非、犀星の詩を読んでみたいと思う。

Posted by ブクログ

2023/10/09

表題の語感とはかけ離れた重厚な内容。 600p弱のボリュームだが、非常に細かく区切られていて当時にしては読み疲れのしづらい構造になっている。 作者とその娘をモデルとし、娘の人生の荒波に浮き沈みし流転する日々が克明に描かれる。 現代とはかけ離れた価値観と家族への愛情を持つ作者の特...

表題の語感とはかけ離れた重厚な内容。 600p弱のボリュームだが、非常に細かく区切られていて当時にしては読み疲れのしづらい構造になっている。 作者とその娘をモデルとし、娘の人生の荒波に浮き沈みし流転する日々が克明に描かれる。 現代とはかけ離れた価値観と家族への愛情を持つ作者の特異性を存分に感じれる必読の一冊。

Posted by ブクログ

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