商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2010/03/15 |
JAN | 9784758434645 |
- 書籍
- 文庫
想い雲
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想い雲
¥628
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商品レビュー
4.2
366件のお客様レビュー
今回も困難がいっぱい。佐兵衛と吉、澪と野江、健坊とふき、涙あり笑いありの切なく温かい物語。鱧ってそんなに美味しかったっけ。
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みをつくし料理帖第三弾。 野江との再会やら佐兵衛の行方やらつる屋の偽物のとばっちりをくらう話やら今回も盛りだくさんです。 鰻もいいけど鱧の湯引きと天ぷらが食べたくなりました。
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誰への想いが描かれるのか?高田郁さんの作品には「雲」がしばしば表現される。ひとつの乗り越えるボーダーのように思う。今回は何を想い、何を乗り越えるのか楽しみだ。 清右衛門が連れてきた坂村堂が澪の料理に感動し、連れてきた料理人富三、富三は元天馬一兆庵の料理人だった。芳の息子である佐...
誰への想いが描かれるのか?高田郁さんの作品には「雲」がしばしば表現される。ひとつの乗り越えるボーダーのように思う。今回は何を想い、何を乗り越えるのか楽しみだ。 清右衛門が連れてきた坂村堂が澪の料理に感動し、連れてきた料理人富三、富三は元天馬一兆庵の料理人だった。芳の息子である佐兵衛の行方を知る者でもあるが・・・。芳の、佐兵衛への強い想いと澪の佐兵衛を通じて料理への想いが交錯し、物語はより深く深くなってきた。 更に澪の幼馴染の野江(あさひ大夫)への想いも涙を誘う。人の繋がりが、人への想いが伝わって、自分に返ってくると思える。 ふきの弟の事も、何が大事なのかが描かれている。困った時に支えてくれる人たちが周りにいるのは、自らが自らの信念に基づいて、世の為、人の為に行動しているからだと思う。 想い雲、澪はまたひとつの雲を乗り越えたと感じる。驕りなく謙虚に誰を想って料理を作るのか、それは現代の生活の中でも一筋の道筋を示してくれていると気付かせてくれた。
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