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沈黙の海 最後の食用魚を求めて
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沈黙の海 最後の食用魚を求めて

イサベラロヴィーン【著】, 佐藤吉宗【訳】

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沈黙の海 最後の食用魚を求めて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新評論
発売年月日 2009/11/30
JAN 9784794808202

沈黙の海

¥4,180

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2025/07/26

 北欧、EUを中心とした漁業の実情を中心に書かれた書籍。人類の文明発展、資本主義経済がいかに海洋自然の崩壊をもたらしたかがわかる内容となっている。政治の支援による乱獲で魚がいなくなってしまった海、ルールに従わなければならないがゆえに廃棄される数千トンの魚など、普段直視してこなかっ...

 北欧、EUを中心とした漁業の実情を中心に書かれた書籍。人類の文明発展、資本主義経済がいかに海洋自然の崩壊をもたらしたかがわかる内容となっている。政治の支援による乱獲で魚がいなくなってしまった海、ルールに従わなければならないがゆえに廃棄される数千トンの魚など、普段直視してこなかった飽食の時代の負の側面をこれでもかと痛感した。ある意味では誰も悪くない、それでも気づいたころには海に魚はいなくなり、我々は魚を食べることができなくなるそんな未来になっている。そして命を頂くということに関する現代人の倫理観の欠如など考えさせられることが非常に多かった。基本的に悲観的になることが多かったが、最終章では、今後の希望もわずかながら感じられ、自分ができることは少ないが、少しでも限りある資源を大切にしたいと思えた。  漁業に関わる政治家、漁師などへのインタビュー、実際に現場に行って書いたものであることから、中身は非常に濃いが、最後のエピローグが現代人に対して素晴らしい教訓となっており、そこだけでも読む価値があると感じた。

Posted by ブクログ

2010/09/22

あんなに厚い本だし(400ページ)……と思って、気にはなっていたものの手を出しかねていた1冊。ところが、いざページを開いてみると、まるで小説を読むように読み進められる。この本のよいところは、専門用語の頻出や誇張した表現が見られないこと、登場人物や場所などの固有名詞がていねいに表記...

あんなに厚い本だし(400ページ)……と思って、気にはなっていたものの手を出しかねていた1冊。ところが、いざページを開いてみると、まるで小説を読むように読み進められる。この本のよいところは、専門用語の頻出や誇張した表現が見られないこと、登場人物や場所などの固有名詞がていねいに表記されていること、そして感情ではなく、事実がつづられていることである。 行政と業界の摩訶不思議な理屈のやりとりが、事実をゆがめ、資源を枯渇させ、弱いものを不幸にし、疲弊させていく。そんな、我々にとって、そして地球にとって、取り返しのつかない不幸な方程式が、ドキュメンタリーとして克明につづられていく。 森林の伐採や砂漠化は誰の眼にもわかりやすいが、”水面下”という言葉どおり、海洋資源の減少は、非常に把握することが難しい。 今日、我々のほとんどが気づいていながら目をそむけている問題を、彼女は3年の歳月をかけて、目の前にていねいに開示してくれた。そうした著述活動は高く評価され、その後、この作品でスェーデン・ジャーナリスト大賞、環境ジャーナリスト賞などを受賞している。

Posted by ブクログ

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