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スコーレNo.4 光文社文庫
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スコーレNo.4 光文社文庫

宮下奈都【著】

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スコーレNo.4 光文社文庫

628

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2009/11/09
JAN 9784334746780

スコーレNo.4

¥628

商品レビュー

4

286件のお客様レビュー

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2025/01/28

一人の女性の成長を描いた小説。4章からなり、器量の良い妹に嫉妬する少女時代、学校になじめない学生時代、疑問を抱きつつ過ごすOL時代、専門分野を見出す社会人時代、という感じで、主人公の人生が発展していく。 主人公は容姿も能力もごく平凡な女性で、本人も子どものころからそれは自覚してい...

一人の女性の成長を描いた小説。4章からなり、器量の良い妹に嫉妬する少女時代、学校になじめない学生時代、疑問を抱きつつ過ごすOL時代、専門分野を見出す社会人時代、という感じで、主人公の人生が発展していく。 主人公は容姿も能力もごく平凡な女性で、本人も子どものころからそれは自覚している。成長に従い、恋愛を経験したり、親の人生に思いをはせたりする。姉妹間で嫉妬心や競争意識を持つのは割と普遍的だが、比較されて見劣りする方はずっと劣等感を持ち自己肯定感が持てなかったりする。 子ども時代の恋愛の話は感情移入できず、またこの著者の表現が表面的で慣れるまで頭に入ってこない部分も多かった。後半は会話中心で助かった。 文章との相性だとは思うが、取り立てて面白いかとかまた読みたいという本ではなかった。

Posted by ブクログ

2025/01/26

宮下奈都の真骨頂と言える素敵な小説だ。平らな地面をゆっくり歩いていたのに、気がついたらさわやかな景色の見える山の頂上にいた。そして、その道のりもまだまだ素敵な景色が続きそうな・・・。ひとりの女性の心の中をとても丁寧に表現していて、中学生から社会人になるまでの成長過程を...

宮下奈都の真骨頂と言える素敵な小説だ。平らな地面をゆっくり歩いていたのに、気がついたらさわやかな景色の見える山の頂上にいた。そして、その道のりもまだまだ素敵な景色が続きそうな・・・。ひとりの女性の心の中をとても丁寧に表現していて、中学生から社会人になるまでの成長過程をせつなくも鮮やかに見事に描き切っている。読み始めたときは、何か苦しい感じがして、この小説はハズレなのかと思った。でも、それは間違いだった。主人公の成長に連れて、ストーリーは静かに、読み手を佳境へと誘ってくれた。主人公の女性が、仲良くなる男性と、高校生の頃通った映画館ですれ違っていたり、実家の骨董屋に来ていたという場面はとても良かった。

Posted by ブクログ

2024/12/27

2024の課題図書やっと読めた… 普遍的な人生のお話である 主人公なんでこの感じで男途切れへんねんと思ってたけど、あんまり人に執着しないし合わせない人って確かに魅力的やな でもそれって妹と共存する中で編み出したものやったりするし、ありきたりな表現やけど人生に無駄なものなんてない ...

2024の課題図書やっと読めた… 普遍的な人生のお話である 主人公なんでこの感じで男途切れへんねんと思ってたけど、あんまり人に執着しないし合わせない人って確かに魅力的やな でもそれって妹と共存する中で編み出したものやったりするし、ありきたりな表現やけど人生に無駄なものなんてない あとめっちゃ入試問題の人が好きそう、ストレートな表現は使わない分、描写の情報量がとにかく多い

Posted by ブクログ