商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/03/06 |
JAN | 9784048675932 |
- 書籍
- 文庫
とらドラ!(10)
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とらドラ!(10)
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商品レビュー
4.3
47件のお客様レビュー
全てを受け入れる愛を知って同じ道を歩き始める2人
何か憑きモノが落ちたかのような大河の穏やかな笑顔の表紙が本巻の、そして本シリーズの行方を示唆する感動の完結である。逃避行の最中で大河という存在の本当の意味を自覚した竜児の言動にまずは「よくやった!」。最初の挿絵からして早くもクライマックスの到来かと思わせる展開が重苦しくも心地よい...
何か憑きモノが落ちたかのような大河の穏やかな笑顔の表紙が本巻の、そして本シリーズの行方を示唆する感動の完結である。逃避行の最中で大河という存在の本当の意味を自覚した竜児の言動にまずは「よくやった!」。最初の挿絵からして早くもクライマックスの到来かと思わせる展開が重苦しくも心地よい。今回は前々巻から前巻にかけての出口の見えなかった重苦しくさではなく、目指す方向は決まっているのだが、その向かい方がまだよく分からないという感じなので比較的楽しみながら読み進められる。事実本巻は泣き笑いの振り幅がとても大きく、わんわん泣いたり大笑いしたりと読み手も忙しい。お互いの想いを確認した後は、亀裂の生じた泰子との和解という難関へ挑む訳だが、和解とはすなわち相互理解であり、そのために泰子が起こした行動から遡って過去に至るまでを受け入れる必要性を知る竜児。さらには自分の非力さを痛感し、周りを巻き込むことに苦悩もするが、それら全てを乗り越えようとする強い意志を見せ始める竜児の姿が一皮剥けたように変わっていく。答えの無いことを自分で模索し決断する、つまり大人になろうとしている、前巻から続く竜児の成長である。そして泰子との和解はまさしく劇的に訪れる。高須家のパートは、親子孫3世代それぞれの深い深い愛情が折り重なり絡み合う中に18年振りの再開が加味され、ほぼ全編で滂沱の山場となる。こうした愛で埋め尽くされた中で大河も変わる。周りを置き去りにするほど成長した竜児と、自分の想いに正直になった大河が眩しく、最後は目が無くなるほど細めて満面の笑顔を見せる大河の笑顔が大きな感動を呼ぶ大団円である。ああ、終わってしまった……という思いに浸りながらも、機会があればお互いが意識し合ったうえでの恥じらいバカップルな後日談を読みたいと思った。
DSK
☆アニメ視聴済み。 本編全巻読み終わったよ~。 うん。(´ⅴ`〃) 最終巻はなんというか、(アニメよりも)人の心の中とか…竜児×泰子,泰子×泰子の両親~の親子愛的なものが色濃く出てて良かった* 竜児と大河も幸せ度・ラブ度がupしててよかったと思う♡-(^ω^人)
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シリーズ最終巻。 家を飛び出した竜児と大河は泰子の実家を訪れ、親子二代にわたってこじれてしまった関係を、もう一度紡ぎなおしていくことになります。 そして、竜児以上に深刻な母親との関係に悩み苦しんでいた大河は、ようやくここから親子の関係を築いていくためのスタート・ラインに立つこ...
シリーズ最終巻。 家を飛び出した竜児と大河は泰子の実家を訪れ、親子二代にわたってこじれてしまった関係を、もう一度紡ぎなおしていくことになります。 そして、竜児以上に深刻な母親との関係に悩み苦しんでいた大河は、ようやくここから親子の関係を築いていくためのスタート・ラインに立つことになります。恋ヶ窪先生は、そんな彼女のために身体を張って戦い、竜児もまたなによりも大河自身のためになることを必死に考えて、ひとつの結論にたどり着きます。 いくつか伏線を回収しきれていないところもありますが、番外編第3弾で後日談的に語られることになるのでしょうか。ともあれ、若干あわただしく締めくくった感があるものの、本編ストーリーは無事完結です。
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