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肩胛骨は翼のなごり 創元推理文庫
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肩胛骨は翼のなごり 創元推理文庫

デイヴィッド・アーモンド(著者), 山田順子(著者)

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肩胛骨は翼のなごり 創元推理文庫

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2009/01/23
JAN 9784488543020

肩胛骨は翼のなごり

¥770

商品レビュー

3.9

59件のお客様レビュー

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2026/03/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

しばらく推理小説ばかり読んでいたので、新鮮でした。 学校で骨格の授業を受けて 肩胛骨に興味を持ち 羽根が生えていた名残だと 言い切れる 大人に話したら 頭ごなしに否定されてしまいそうなことも 子供たちの間では 秘密を共有するように それはあたりまえの事実となる そんな感性を持つ子供たちの前に現れた スケリグ とは 一体何者だったのか 出会ったときはボロボロだった リウマチで満身創痍だった 僕がみつけ 彼女と秘密を共有し 鳥から学び 彼を守り 彼に祈り 彼は復活する 彼の復活に沿うように 僕の妹も スケリグは天使だったのだろう そして 僕も彼女も僕の妹も 天使の羽根を持っている 大人には見えない 天使の羽根を

Posted by ブクログ

2026/02/27

この本を読むと不可思議を感じる子供心をとっくに失ってしまったのだろうかと思う。 マイケルが引っ越してきた家には倒れそうな小屋があった。扉をそっと開けて中に入っていくと隅に何か生き物がいた。座ったままで動けないらしい。蜘蛛の巣やほこりをかぶって彼は虫やネズミなどを食べて生きている...

この本を読むと不可思議を感じる子供心をとっくに失ってしまったのだろうかと思う。 マイケルが引っ越してきた家には倒れそうな小屋があった。扉をそっと開けて中に入っていくと隅に何か生き物がいた。座ったままで動けないらしい。蜘蛛の巣やほこりをかぶって彼は虫やネズミなどを食べて生きているようだ。苦しそうなので背をなでると背中に不思議な盛り上がりが二つあった。彼は口をきいた。 「なにが望みだ」 汚れて死にかけているようなこの人には食べ物と薬がいる。 隣にミナという女の子がいた。学校には行かないで自由に暮らしていて、勉強はお母さんに教わっているという。 ミナと二人で彼を空き家に移して、話をする。こっそり夜様子を見に行ってみると、彼の背中に翼があった、三人で手をつないで踊っているとミナとマイケルの背中にも、月に照らされた翼が見えた。 ミナは学校に行ってないが子供らしい中にも柔らかい心と知恵でマイケルに様々な影響を与える。子供の心だけが見ることができる不可思議なものに満ちた世界を、マイケルにも気づかせる。 ミナが質問するとマイケルは言葉に詰まる。「あんた鳥、好き?」「わからない」「ハ!典型的」「ブラックバードの色は」「黒」「典型的」 彼女はありきたりの知識を典型的という。 マイケルの妹は命の灯が消えそうな心臓病の赤ちゃんで、彼は心配でならない。お父さんもお母さんも一喜一憂して病院に通っている。 お母さんは赤ちゃんの心臓手術の後、そっと抱き上げる翼のある男の人を見た。不思議な夢だった、と思う。 手術が成功して赤ちゃんが退院した。危険な小屋は取り壊され、そこで元気に遊ぶ赤ちゃんの庭ができるのだろう。 読後に思うこと。 失ってきた様々な不可思議を感じる心について。その中にある祈りの心について。 学校の教育について、 なかでも、学校に行っていないミナののびのびとした暮らしと彼女とお母さんが声を合わせて歌うウィリアム・ブレイクの詩について。 両親の心があかちゃんにばかり偏っていないかと、マイケルを気遣いいたわることについて。 教育の中の典型について。知識と経験と環境について。 奇怪な男が少しずつ元気になり、「名前はスケリク」と教えたことについて。 第一声が「何が望みだ」といったことについて。 作者は美しい感動的な物語の中にたくさんの意味を込めて、これを書いたことだろうと思う。 「うちのあかちゃんも翼を持ってたと思う?」 「ええ、ぜったい翼を持っていたと思うわ。よく見てごらんなさい。ときどきかあさんは、あの子はまだ天国を離れきっていなくて、この世にちゃんと降り立ってないんだと思う」 母さんは微笑したがその目は涙ぐんでいた。「だからこそ、この世にとどまるのに苦労しているのかもしれないわ」 お母さんはそういった。でもあの夜あかちゃんを抱きあげて慈愛に満ちた目でじっと見つめ、どこかに消えていったスケリクのことは夢だと思った。

Posted by ブクログ

2026/01/12

どこかで味わった感情、どこかで見た光景。ずっと昔、子供の時分に。物語の何がそうさせるのかわからないが、強く惹かれる。

Posted by ブクログ