商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2008/11/21 |
| JAN | 9784042087182 |
- 書籍
- 文庫
罪と罰(下)
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罪と罰(下)
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商品レビュー
3.7
18件のお客様レビュー
シラミ一匹を殺して、大勢の人間を救えるなら、殺人は正当化できるのではないか。 というラスコーリニコフの殺人の動機は、いかにも愚かで。まるで、コロナ禍でパチンコやる人のこと弾圧してる人間の論理と一緒のような気がしました。 殺人を犯したあの日から何も感じないように、そうやって自分自...
シラミ一匹を殺して、大勢の人間を救えるなら、殺人は正当化できるのではないか。 というラスコーリニコフの殺人の動機は、いかにも愚かで。まるで、コロナ禍でパチンコやる人のこと弾圧してる人間の論理と一緒のような気がしました。 殺人を犯したあの日から何も感じないように、そうやって自分自身までも殺して生きていくんですけど、その内面と向き合わなければ、苦しくて苦しくて生きていけない。 ソーニャの父親の事故によって、ソーニャと再会し、「善行」を施し、ソーニャの兄弟から感謝されることによって、ラスコーリニコフは、罪と善行の均衡がとれたような、そんな気がしたんだろうかな。そのとき、死刑の直前に恩赦を受けた気分になったと記述がある。 でも、これは、ほんの一瞬の光であって、彼はまだまだ闇の中。 しだいに、ソーニャからの無条件の愛によって、初めて自分の罪と向き合うことができ、だからこそソーニャに殺人を告白したのだろうかと。 告白を聞いて、最初怯えていたソーニャも告白を受け入れ自首を促す。その後も、ラスコーリニコフの手を取り彼の肩に頭をのせて愛らしい仕草をとるソーニャ。 殺人の告白をしても、なおも、自分を愛するソーニャによって自首の覚悟がつくんだろうと。 でも、その一方で苦しくて自殺したのがスウィドリガイロフ(やはりラスコーリニコフ同様殺人を犯してる)で…ラスコーリニコフとの対比が印象的です。 自首後のシベリアへの流刑… ラスコーリニコフが囚人との間に溝があったのは、おそかく彼が信仰を見つけていなかったからかと。その後、ソーニャを通じてその母なるロシアの大地にその愛を根付かせる。そのことによって、やっとラスコーリニコフは蘇ったんだと思います。ここで殺人を告白した時にソーニャがラスコーリニコフに読み上げたラザロの復活に繋がっている。ほんとにそんな壮大な物語でした(涙)
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現代文学ばかり読んできたので、読み切るのに苦戦した笑 だが内容としては名作とされるだけあって秀逸なものだと感じた。貧困や殺人といった社会問題を扱ってはいるが、本質として見えてくる人間の倫理観や理性の葛藤に対する描写が良かった。また、犯した罪に対する罰がただの法的なものだけではなく...
現代文学ばかり読んできたので、読み切るのに苦戦した笑 だが内容としては名作とされるだけあって秀逸なものだと感じた。貧困や殺人といった社会問題を扱ってはいるが、本質として見えてくる人間の倫理観や理性の葛藤に対する描写が良かった。また、犯した罪に対する罰がただの法的なものだけではなく、自らの内面に生成されるものなのだと気付かせてくれる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思想的なことがメインなのかなと思ってたけど、もっと純粋に、物語として面白かった 下巻でぐーるぐるうごくやん、展開気になりすぎて一気読みした。 主人公どうなんの?っていうのを軸に周りの人の人生もからまって、そのどれもが目まぐるしい。 最後まで主人公の考え方は変わらなかった、それがほんまの最後の最後に理屈じゃなくて情的な面で動く。たぶん主人公の考え方だけに的を絞ってたら、結局そうおさめるのねって冷めてたかもやけど、登場人物それぞれの意見をたくさんからませて、主人公自身も善意と個人思想の間でずっと揺れ動いていたのがあったから、この終わり方に好感をもてた。
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