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月と六ペンス 光文社古典新訳文庫
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月と六ペンス 光文社古典新訳文庫

ウィリアム・サマセットモーム【著】, 土屋政雄【訳】

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月と六ペンス 光文社古典新訳文庫

990円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2008/06/20
JAN 9784334751586

月と六ペンス

¥990

商品レビュー

4.1

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みんなの感想まとめ
  • 天才画家の葛藤
  • 自己追求の旅
  • 美の本質を探求
  • 破天荒な生き様
  • 裕福な家庭の放棄
  • 絵画を通じた思索
  • 理想と現実の対立
  • 芸術と人生の交差点
  • 他人の評価を超えて
  • 美しいものへの探求

天才画家のストリックランドが裕福な家庭を捨て、画家としての人生を追求する姿は、読者を引き込む魅力に満ちています。実在の画家ポール・ゴーギャンをモデルにしたこの物語は、彼の破天荒なキャラクターと共に、自己を貫く生き方を描いています。美についての深い考察もあり、「本当に美しいものに出会ったとき、言葉は力を失う」というテーマが印象的です。自己を追求し、他人の評価を気にしない生き様は、理想的ではあるものの、実践は難しいという現実も感じさせます。ストリックランドの独特な性格や彼の選択は、読者に多くの思索を促し、絵画を通じて何かを感じ取る力を育てるきっかけとなるでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/10/10

【書名と著者】 月と六ペンス サマセット・モーム 【目的】 読書会の課題図書になっていたので、とりあえず読んでみることにした。 著者も作品名も知ってはいたが中身は一切知らなかったことに気づき、興味が湧いた。 【読後感】 他人が語る一芸術家の一代記。 ストリックランドは台風の如...

【書名と著者】 月と六ペンス サマセット・モーム 【目的】 読書会の課題図書になっていたので、とりあえず読んでみることにした。 著者も作品名も知ってはいたが中身は一切知らなかったことに気づき、興味が湧いた。 【読後感】 他人が語る一芸術家の一代記。 ストリックランドは台風の如く過ぎ去り、懐かしがられている。 芸術の完成を達成して燃やしたなんて話になっているが、自分が絵を描くことにしか関心を持たない社会の寄生虫みたいな人物と感じた。 ゴーギャンがモデルとされているそうだが、著者はネタにした彼の生き様と作品をどう評価しているのだろうか? 【印象に残ったポイント】 ・奥さんを捨てて逃げたら女がいる データはないのだろうけれど、このように考えるのが当時の社会か ・絵を描くことと、その他はトレードオフか? ・絵の完成は誰のおかげか? 好きに絵を描かせてくれる、自身の世話をしてくれる人のおかげで生き延びている社会の寄生虫のような人物。 まぁ、本人がよければいい。 ・裕福な三流画家と赤貧の天才画家 三流画家は売れる絵を追求し、天才画家は絵を描くことを追求し、全く異なる暮らしむき。 この時点では明らかに評価されているのは前者。美術の評価とはなんぞやと思う。 ・そもそも美術とは、その評価はどう妥当なのか? 評価されてても好きではない絵画、欲しくはない。評価される絵画も突き詰めると節税の手段や地位財みたいなものと思いつつある。 ・ゴーギャンについて気になってウィキを見た 作品には立派な評価と値札がつくが、絵を描く以外の点では、かなり気持ち悪い人物と感じた。

Posted by ブクログ

2026/09/28

面白い作品でした。 高値で取引されるほどの作品を描いた天才芸術家はどんな人生を歩んできたのか。題名の意味も合わせて最後まで楽しめた作品です。古い作品とは思えないほどとても読みやすかったです。

Posted by ブクログ

2026/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何より面白かったのは、語り手の視点の冷静さ、観察の細かさ、対象との距離の取り方だ。登場人物の虚栄や自己欺瞞を容赦なく見抜きながら、それを露骨に断罪するのではなく、イギリス風京言葉のような上品な皮肉に包んで差し出してくる。描写は美しく、文章のキレも最高。 登場人物は悉く魅力的。ストリックランドは「安定した生活を捨てて夢を選んだ人」ではないと思う。そもそも選んでいない。描かずにはいられず、そうせざるを得なかった、そういう習性の生き物だ。社会や家族や身体からは自由でも、美への衝動には完全に隷属している。 中でも一番魅力的だったのはストルーブ。善良だからストリックランドを助けるのではなく、美の基準に抗えないから助ける。道化に見え、自分では凡庸な絵しか描けないのに、審美眼だけは確か。妻を奪い、自分を徹底的に傷つけた男の絵なら駄作であってほしいはずなのに、傑作を傑作として認め、破壊することができない。単なる善良な寝取られ亭主ではない。私情によって美の価値を曲げられない、ひどく純粋な狂信者。最高です。 エイミー、ブランチ、アタもそれぞれ好き。置かれた場所も欲しいものも違うが、三人とも欲しいものは欲しいと言い、自分から取りに行く女たちだ。 誰もが同じ月を見ているわけではない。ある人物には六ペンスにしか見えないものが、別の人物には月なんだろう。 前半の怒涛の展開とキレに対して後半、ストルーブが去り、タヒチへ着いてからは少し勢いが落ちている。タヒチの風景描写はひたすら美しい。ストリックランドが求めた場所へ行き着き、あるいは帰り着き、完成したことはわかる。ただ、病や身体の崩壊が彼にとって無関係であることは、もうこちらは十分に知っている。前半の「悍ましいほど美しくて目を離せない」から、後半は「美しい場所で美しいものを完成させる」へ移り、美と醜の摩擦が弱くなったように感じる。 ストルーブが絵を切れなかった場面で、作品の主題はほぼ決着している。妻の死、屈辱、憎悪より美が勝つ。これ以上、何を証明する必要があるのか。そこへ病、失明、壁画、死、焼却まで積むから、証明ではなく列聖の儀式に見えてくる。 美しい蛇足。それよりもう少しストリックランドとストルーブを見ていたかった。

Posted by ブクログ

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