商品詳細
| 内容紹介 | 「ガリレオ」シリーズや「白夜行」などで人気のベストセラー作家が描く、ブラックな笑いを極めた短編集!東野圭吾の魅力は推理小説だけで語れません。自身の青春時代を綴った大爆笑エッセイ「あの頃ぼくらはアホでした」などが好きな方にはぜひ読んでほしい1冊!全13編収録。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2008/04/17 |
| JAN | 9784087462845 |
- 書籍
- 文庫
黒笑小説
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黒笑小説
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商品レビュー
3.6
302件のお客様レビュー
人間の持つ滑稽な欲や思い込み、見栄やエゴを鋭いユーモアとブラックな視点で料理した東野圭吾さんの真骨頂とも言える短編集です。シリアスなミステリーのイメージが強い著者ですが、本作に収められているのは一貫して人間の愚かさを笑いに変えたドタバタ劇であり、ページをめくる手が止まらないエンタ...
人間の持つ滑稽な欲や思い込み、見栄やエゴを鋭いユーモアとブラックな視点で料理した東野圭吾さんの真骨頂とも言える短編集です。シリアスなミステリーのイメージが強い著者ですが、本作に収められているのは一貫して人間の愚かさを笑いに変えたドタバタ劇であり、ページをめくる手が止まらないエンタメ性に満ちています。 圧倒的なリアリティを持つ出版業界の裏側 作中でたびたび登場する「文壇シリーズ」をはじめ、業界の内輪ネタや作家・編集者の心理を生々しく、かつコミカルに描いている点が最大の魅力です。売れない作家の悲哀や、ベストセラーを出すための奇策、読者のマナー問題など、フィクションでありながら「本当にどこかでこんなやり取りが行われているのではないか」と思わせる絶妙なリアリティがあります。業界の裏事情に少しでも興味がある人にとっては、ニヤリとせずにはいられない皮肉のオンパレードとなっています。 笑いの裏に潜む鋭い風刺と「背筋の凍る感覚」 タイトルに「黒笑」とある通り、ただのコミカルな短編集では終わらないのが本書の恐ろしいところです。最初は「バカだなあ」と笑いながら読んでいたはずのエピソードが、物語の終盤に向かうにつれて、現代社会の病理や人間の底知れぬ業を浮き彫りにしていきます。笑っていたはずなのに、ふと自分の日常や心理を振り返ったときに「もしかしたら自分も同じように滑稽ではないか」と冷や汗をかかされるような、痛烈な社会風刺が効いています。人間の欲深さがもたらす自業自得の結末の数々は、ある種のミステリーの謎解き以上に鮮やかです。 隙間時間に読めて深い余韻を残す短編の魅力 全編を通してテンポが非常によく、1話あたりのボリュームも適度なため、読書が久しぶりの人でもあっという間に読み終えることができます。しかし、読みやすい一方で、読後に残るブラックな余韻や「人間とはかくも愚かな生き物か」という妙な納得感は、長編小説に負けないほどの重みを持っています。日々のストレスを笑い飛ばしたいときや、ちょっとスパイスの効いたシュールな物語に浸りたいときに最適の一冊です。人間観察が好きな人や、人間のちょっとした裏の顔を面白がりたいすべての人に強くおすすめできる、色褪せない名作短編集です。
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本書は『怪笑小説』『毒笑小説』に続く東野圭吾の(主に)ギャグ小説集第三作目です。と言っても作品同士の繋がりは特に無さそうなので、ここから読んでも問題なさそうです。一作目二作目が短編同士の繋がりがなかったのに対して、こちらは前半四篇の登場人物が緩やかにリンクする連作集になっていて...
本書は『怪笑小説』『毒笑小説』に続く東野圭吾の(主に)ギャグ小説集第三作目です。と言っても作品同士の繋がりは特に無さそうなので、ここから読んでも問題なさそうです。一作目二作目が短編同士の繋がりがなかったのに対して、こちらは前半四篇の登場人物が緩やかにリンクする連作集になっていて、作品集全体を通して印象に残ったのも、この四作でした。作家の書く『小説の話』『作家の話』『出版業界の話』そういうのが好きなひとにはたまらない小説だと思います。とはいえさらりと書いてはいますが、なかなかに容赦のない(現在進行形で小説を書いているひとは特に)言葉が並んでいますので、そこはぐっと身構えて読む必要があるかもです。 ちなみに本書の刊行の数ヶ月後に、直木賞を受賞する『容疑者Xの献身』が刊行されたみたいです。それを脳の片隅に置いて読むと、またすこし印象が違って見えてくる作品もあったりします。
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13編ある中の最初の4編、こういうのが書けちゃうのが東野圭吾さん何だよなあ。 それにしても、下ネタも書けたんだと驚いた。
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