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黒笑小説 の商品レビュー

3.6

275件のお客様レビュー

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    34

  2. 4つ

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  3. 3つ

    107

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

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2024/01/30
  • ネタバレ

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黒笑小説 東野圭吾 ∞----------------------∞ -もうひとつの助走- 頑張ってるなら賞獲りたいよね。 心の内面が書かれてるのが面白い。このうちの1人が自分だったとしても充分有り得ると思いつつ、全員の内面が分かると笑えるって何なんだろう。 -線香花火- 今年は優秀な人がいなかった、で済ます賞もあったはず。 -過去の人- 「受賞式が終われば過去の人」ってすごいセリフだ。 -選考会- 偽の選考会で、誰が見る目がないかを調べるって画期的。 -巨乳妄想症候群- 作家の話が続くかと思いきや突然巨乳の話題で笑った。お椀型のものが乳に見えたり、女子はみんな巨乳に見えたり。幸せだね。 -インポグラ- バイアグラならぬ。浮気防止で飲ませるのもなるほどだけど、プラセボ効果を利用する奥様が素晴らしい。 -みえすぎ- もう世の中の色んなものが見えすぎちゃって困ってる。今だと電磁波とかも見えそう。 -モテモテ・スプレー- モテるスプレーを欲しがる人の遺伝子からモテないスプレーを開発。商品の素になった男性がお気の毒すぎる。 -シンデレラ白夜行- 魔法のないシンデレラ。彼女にとっては継母や義姉たちのいじめは想定内。悲劇も絵になる。 -ストーカー入門- 別れようと言う彼女からストーカーすることを命じられる。最後は、ゴミを漁られていない=寂しい人のような... -臨界家族- 玩具として商品化できることを前提にアニメの小道具が作られる。しかも前出のアニメ玩具の備品では代用できない。臨界地点にいる家族が揃えたところで新しいアニメが始まる -笑わない男- お笑い芸人2人が笑わないホテルのボーイを笑わそうと必死。色々やってようやく笑ったのは彼らがお笑い芸人だということ。 -奇跡の一枚- お多福顔の妹が美人に写った奇跡の写真。実はそれは亡くなった母の顔だった。 2024/01/30 読了

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2023/12/25
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最初の小説家と編集者のドロドロした笑いよりもその後のくだらない笑いが好み。東野圭吾の新たな一面をしれた

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2023/12/04

「ちゃれんじ?」「たぶん最後の御挨拶」2つのエッセイを以前読んで、実に愉快な方だと感じた東野さん。こちらの短編もおもろいおっさん東野さんが見れます。

Posted byブクログ

2023/11/19
  • ネタバレ

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東野圭吾の◯笑小説第3弾。 小説家として活動する東野先生だけあり、文壇界の裏側の黒い部分をこれでもかと盛り込まれていてとても面白かった。文壇にかじりつこうとした寒川や一回の授賞で調子に乗ってしまった熱海など、既に「過去の人」となってしまった彼らが出版界から切り捨てられていく姿がとても滑稽でとても印象的でした。 またそれ以外にもモテようと悩む青年やストーカーをして欲しい女性など端から見れば変だけどどこか可笑しい人たちの日常を皮肉る形で、しかし暗くしないように「黒い」笑いとして描いている所が面白かったです。 最後の歪笑小説を読むのがとても楽しみです。

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2023/11/18

東野圭吾のミステリしか読んでいない人は勿体ない… そう思えてしまう面白さだった。 コメディとしての東野圭吾、どれも本当にありそうな話で博識さも感じるけれどユーモアもあって良かった。 特にモテモテ・スプレーがお気に入り。声に出して笑いました。

Posted byブクログ

2023/11/09

『臨界家族』これは実話?と思えるほど納得しました。まさにキャラクター玩具に踊らされているバァバです。

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2023/08/03

13の短編集でどれもこれもクスッと笑えるのが多く、いつかまた読みたい一冊 やっぱり東野圭吾はハズレが無い…

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2023/07/08

 文壇ブラックユーモアシリーズが好きだが、『ストーカー入門』や『臨界家族』がお気に入り。玩具会社の策略には踊らされないが、子どもの笑顔のためにはつい馬鹿らしいと思っていても買い与えてしまう気持ちもわかる。2人目は女の子予定なので、こうならないことを祈ろう。『みえすぎ』は視覚が異常...

 文壇ブラックユーモアシリーズが好きだが、『ストーカー入門』や『臨界家族』がお気に入り。玩具会社の策略には踊らされないが、子どもの笑顔のためにはつい馬鹿らしいと思っていても買い与えてしまう気持ちもわかる。2人目は女の子予定なので、こうならないことを祈ろう。『みえすぎ』は視覚が異常に鋭くなる話だが、嗅覚だったらつわり状態だなと読んでいて嫌な気分に。しかもその状態が一生続くなんて耐えられない。どれも馬鹿馬鹿しくて箸休めに最適。

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2023/04/17

黒笑という題が内容にピッタリだなと感じた。 嘲笑とまではいかないまでも、人間の行動の恥ずかしい?勘違いなど見ていて辛くなってくる部分が多分にあった。しかし引き込まれるような内容だった。

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2023/04/03

13話も入ってる短編集。 作家と編集者の話は面白かったし、作家の気持ちで考えたら少し怖いなって思った。 怪笑小説、毒笑小説と比べると面白さは負けるなって思った。

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