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二十億光年の孤独 Two Billion Light-Years of Solitude 集英社文庫
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二十億光年の孤独 Two Billion Light-Years of Solitude 集英社文庫

谷川俊太郎【著】, W.I.エリオット, 川村和夫【訳】

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二十億光年の孤独 Two Billion Light-Years of Solitude 集英社文庫

616

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2008/02/19
JAN 9784087462685

二十億光年の孤独

¥616

商品レビュー

4.1

114件のお客様レビュー

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2024/11/22

 追悼の再読。本書は、谷川俊太郎さんが21歳の時に刊行された第一詩集です。谷川さんの原点と言うべき、50篇の自由詩からなる表題作、4篇の散文、自筆ノート(写真)、表題作の英訳版で構成されています。  谷川さん、やはり凄いの一言です。18歳にして、目先の大学進学なんぞ全く考えてお...

 追悼の再読。本書は、谷川俊太郎さんが21歳の時に刊行された第一詩集です。谷川さんの原点と言うべき、50篇の自由詩からなる表題作、4篇の散文、自筆ノート(写真)、表題作の英訳版で構成されています。  谷川さん、やはり凄いの一言です。18歳にして、目先の大学進学なんぞ全く考えておらず、書き溜めた詩を記したノートを読んだ哲学者の父、詩人の三好達治が驚愕。世間知らずの少年が見ていたものは、叙情性を秘めた輝きと孤独が同居する広大な宇宙でした。若くして、詩の神降臨!といったところでしょうか…。  制約のある詩や短歌、俳句などを、普段好んで読んではいませんが、時々琴線に触れる作品に出合い、心を動かされることがあります。吟味、濾過された言葉には、確かに真実がある気がします。  本書の魅力は、「二十億光年の孤独」はもちろん、後に書いた「自註」を含めた4つの散文、そして個人的に最重要なのが、「自筆ノート」があることです。  18歳で書いたノートのモノクロ写真には、丸みのある一字一字丁寧に書かれた文字が並び、50.5.1のように日付もあります。よくぞ掲載してくれました。それほど価値あるものと思います。  80ページ分の英訳は、若い方にとっては、原文と比較しながら読むのもありかなと…。  二十億光年という距離は、当時(1950)の谷川少年の知識にあった宇宙の直径らしいのですが、詩の中で   万有引力とは ひき合う孤独の力   宇宙はひずみ それ故みんなもとめ合う   宇宙は膨らみ それ故みんな不安 と記してあります。膨張し続ける宇宙は、今では直径が900億光年とも言われているようです。  かつての少年は、宇宙の膨張とともに、ちっぽけな地球で暮らす人の「孤独」「もとめ合う」「不安」の度合いが、もっと膨らむことを予見していたのでしょうか…?

Posted by ブクログ

2024/11/21

本当に惜しい人を亡くしました。 ご冥福をお祈りしたくない、どうかいかないで。 そんなことを思いながら。 この若者は意外に遠くからやってきた。 そして突忽とはるかな世界に旅立っていった。

Posted by ブクログ

2024/08/26

難解な部分を自分の中で咀嚼しきれず、著作の中ではあまり響かない読後感だった。読むタイミングも関係していると思うので、また記憶が薄れた頃に再読する。

Posted by ブクログ

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