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二十億光年の孤独 Two Billion Light-Years of Solitude 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/02/19 |
JAN | 9784087462685 |
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二十億光年の孤独
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商品レビュー
4.1
114件のお客様レビュー
追悼の再読。本書は、谷川俊太郎さんが21歳の時に刊行された第一詩集です。谷川さんの原点と言うべき、50篇の自由詩からなる表題作、4篇の散文、自筆ノート(写真)、表題作の英訳版で構成されています。 谷川さん、やはり凄いの一言です。18歳にして、目先の大学進学なんぞ全く考えてお...
追悼の再読。本書は、谷川俊太郎さんが21歳の時に刊行された第一詩集です。谷川さんの原点と言うべき、50篇の自由詩からなる表題作、4篇の散文、自筆ノート(写真)、表題作の英訳版で構成されています。 谷川さん、やはり凄いの一言です。18歳にして、目先の大学進学なんぞ全く考えておらず、書き溜めた詩を記したノートを読んだ哲学者の父、詩人の三好達治が驚愕。世間知らずの少年が見ていたものは、叙情性を秘めた輝きと孤独が同居する広大な宇宙でした。若くして、詩の神降臨!といったところでしょうか…。 制約のある詩や短歌、俳句などを、普段好んで読んではいませんが、時々琴線に触れる作品に出合い、心を動かされることがあります。吟味、濾過された言葉には、確かに真実がある気がします。 本書の魅力は、「二十億光年の孤独」はもちろん、後に書いた「自註」を含めた4つの散文、そして個人的に最重要なのが、「自筆ノート」があることです。 18歳で書いたノートのモノクロ写真には、丸みのある一字一字丁寧に書かれた文字が並び、50.5.1のように日付もあります。よくぞ掲載してくれました。それほど価値あるものと思います。 80ページ分の英訳は、若い方にとっては、原文と比較しながら読むのもありかなと…。 二十億光年という距離は、当時(1950)の谷川少年の知識にあった宇宙の直径らしいのですが、詩の中で 万有引力とは ひき合う孤独の力 宇宙はひずみ それ故みんなもとめ合う 宇宙は膨らみ それ故みんな不安 と記してあります。膨張し続ける宇宙は、今では直径が900億光年とも言われているようです。 かつての少年は、宇宙の膨張とともに、ちっぽけな地球で暮らす人の「孤独」「もとめ合う」「不安」の度合いが、もっと膨らむことを予見していたのでしょうか…?
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本当に惜しい人を亡くしました。 ご冥福をお祈りしたくない、どうかいかないで。 そんなことを思いながら。 この若者は意外に遠くからやってきた。 そして突忽とはるかな世界に旅立っていった。
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難解な部分を自分の中で咀嚼しきれず、著作の中ではあまり響かない読後感だった。読むタイミングも関係していると思うので、また記憶が薄れた頃に再読する。
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