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物語 イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争へ 中公新書

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2008/01/25 |
JAN | 9784121019318 |
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物語 イスラエルの歴史
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商品レビュー
3.5
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アブラハム(イブラヒーム)の息子イシュマエル(イスマイール)がアラブの祖先、もう一人の息子イツハク(イスハーク)がイスラエルの祖先であるとクルアーンには書かれているという。事実はどうであれ、イスラーム側はアラブとイスラエルは同根と思ってたらしい。現在、それに関してはどう考えられて...
アブラハム(イブラヒーム)の息子イシュマエル(イスマイール)がアラブの祖先、もう一人の息子イツハク(イスハーク)がイスラエルの祖先であるとクルアーンには書かれているという。事実はどうであれ、イスラーム側はアラブとイスラエルは同根と思ってたらしい。現在、それに関してはどう考えられているのだろうか。平和に寄与しないのだろうか? 紀元前6世紀のバビロン捕囚の半世紀、神に選ばれた民族としていかに生きるべきか問い続け、その結果、民族存続の基本原理である民族的・宗教的共同体ユダヤ教団を作り上げた。バビロン捕囚は悲劇であったが、もしこれが無かった、「ユダヤ人」はいなかったのかもしれない。歴史の因果は本当に不思議であると感じた。 十字軍はローマ・カトリック教会の代表であり、キリスト教全体の代表ではなかったため、イェルサレムを征服した際には現地のユダヤ人やキリスト教徒も弾圧、追放された。その結果、ユダヤ人はヨーロッパ各地へ離散し、ヨーロッパ各地ではキリスト教徒によりユダヤ人に対する迫害が始まったとの事だが、何故そのような迫害がなせれたかの原因を掘り下げて解説して欲しかった。西欧人は声高に自由や平等を主張し、あたかも非西欧は遅れているかのように言いがちだが、彼らは他人を非難する前にもっと反省すべきと思う。と同時に、歴史を知れば知るほどにキリスト教の独善性が鼻に付くというか嫌いになる。 サラディンがイェルサレムを奪取した12世紀以降、イスラーム教徒やキリスト教5派が所有権を争わないよう、現在に至るまで聖墳墓教会聖堂の鍵をアラブ人イスラーム教徒が管理しているのは面白い。 イスラエルの歴史を俯瞰的に知る事ができたが、やたらに括弧書きが多かったり、英文の日本語訳のように主語が分かり辛かったりと、全体的にストレスを感じた。
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中公新書の「物語〇〇の歴史」は面白く読むことができるシリーズだ。 そこで、今回手にとったのは『物語イスラエルの歴史』 とにかくイスラエルの歴史は古い! 「イスラエル民族の曙期は、紀元前第2千年期の悠遠の昔にさかのぼり、深い霧に包まれている」 その太古の時代から中東戦争(現代)ま...
中公新書の「物語〇〇の歴史」は面白く読むことができるシリーズだ。 そこで、今回手にとったのは『物語イスラエルの歴史』 とにかくイスラエルの歴史は古い! 「イスラエル民族の曙期は、紀元前第2千年期の悠遠の昔にさかのぼり、深い霧に包まれている」 その太古の時代から中東戦争(現代)までの約4000年の歴史を駆け抜ける。 恥ずかしながら本書の全て消化できるはずもない。 だが、イスラエルという土地に妙に魅かれる。特に、エルサレムはどんな空気が流れているのだろう。今の時代、グーグルでその土地のことは「見える」が、「空気」までは見えない。本書を読みながら、想像の翼をひろげる。 著者は、今から約60年前にエルサレム・ヘブライ大学に留学していた。どんな空気を感じていたのだろう。 イスラエルの国土は、日本の四国より若干広いが、ほぼ同じ大きさ。 だが、この国の歴史は、ビザンツ帝国、アイユーブ朝、マムルーク朝、オスマン帝国等、まあいろいろな国の支配下にあったこと。 地理的には、ユーラシア、アフリカの両大陸と地続きで、東地中海域の一隅に位置しているため、陸路、海路ともに人の往来が絶えない。 なおかつ、エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地をもつ。 この四国ほどの大きさしかない国だが、昔も今も世界を動かしている。こんな国は世界でもここしかない。 なので、その歴史を学ぶ意義はとても深い。 本書で最も印象に残る記述は以下。 「バビロニア捕囚はユダ人にとって民族絶滅の一大試練だった。捕囚民は、捕囚時代を通じて、神に選ばれた民族としていかにいきるべきかを真剣に問い続け、その結果、新しい民族、ユダヤ民族に生まれ変わっていった」 また、本書で初めて知ったことの一つに、エリエゼル・ベンイェフダーという人がいる。 この人は、ヘブライ語の復活とユダヤ人国家新生イスラエルの再建に生涯をささげた。ユダヤ人国家建設のためには共通の言語が必要不可欠で、その言葉はヘブライ語以外にありえない。そのヘブライ語は日常生活に活かされるものでなければならない。と訴え続けた。 へーそうなんだ。もしかしたらこの人がいなかったら、ヘブライ語が公用語になっていなかった?というより、イスラエル建国がそもそもなかった?というのはさすがに言い過ぎか まだまだイスラエルについては、知識が貧弱なので本書を再読するなりなんなりして知識装備せねば。
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当たり前といえば当たり前なのですが、今のイスラエルがあるところには、四千年も前から人が住んでいたんだということを、こころから理解しました。 現在のイスラエルと近隣のアラブ諸国やテロ組織との対立はそう簡単には解決しないだろうと思いました。 一つだけわからなかったのは、ソ連や他のヨー...
当たり前といえば当たり前なのですが、今のイスラエルがあるところには、四千年も前から人が住んでいたんだということを、こころから理解しました。 現在のイスラエルと近隣のアラブ諸国やテロ組織との対立はそう簡単には解決しないだろうと思いました。 一つだけわからなかったのは、ソ連や他のヨーロッパで、どうしてユダヤ人が迫害を受けていたのか、ということです。
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