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存在と無(1)
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存在と無(1)
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商品レビュー
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存在と無を読んで行くと物理をやってる人にとっては言葉では表現できないことを文章で遠回しにくどくど書いてるように読み取れます。アインシュタインやハイゼンベルクは同じ時間のことを数学で考えて薄い論文を書いて、その理論は世界中で使われていますが、哲学者のサルトルは難解難解と多くの人が言...
存在と無を読んで行くと物理をやってる人にとっては言葉では表現できないことを文章で遠回しにくどくど書いてるように読み取れます。アインシュタインやハイゼンベルクは同じ時間のことを数学で考えて薄い論文を書いて、その理論は世界中で使われていますが、哲学者のサルトルは難解難解と多くの人が言って読んだのかもしれないが理解していないまま学生運動をした人達に圧倒的に支持されたのでは? それは当時のファッションではないでしょうか? 哲学は人の心、幸福、正義等定量化できないものを扱うので数学、物理とは違い簡潔にならない。そこがいいのだろうと思います。 サルトルには哲学の存在価値を語ってほしい。今は人文学が危機の時代。全てがメリトクラシーに向かう時代。サルトルはマルクス主義から変更、文学と運動で当時の多くの若者を自由を目指すことで魅了したのでしょう。未来を自由の意志で自身の責任を取る姿勢は非常に素晴らしい。参考図書も読んでまた再読したいです。
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https://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/c.php?g=774904&p=5559882
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インタビューでのデリダの『存在と無』についての発言 『現代思想 特集:サルトル以後のサルトル (1987年7月号)』 https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I2829458-00 p.64-65 「哲学的なことを話し続ける前に、この形式につ...
インタビューでのデリダの『存在と無』についての発言 『現代思想 特集:サルトル以後のサルトル (1987年7月号)』 https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I2829458-00 p.64-65 「哲学的なことを話し続ける前に、この形式について少し話さなくてはなりません。もちろん一方でそれは沢山の問題、哲学上の反論を惹き起こします。ですが、この本を、十九から二十歳の頃、次には、二十から二十二、三歳の間に読んだような形で、作品として考えてみますと、私は大いに読んだだけでなく、学校の論文書きにも使いました。そもそもこの本は、私たちが差し向けられていた学校教育のディスクールにとって、とても便利で有用な機械だったのです。ある対談でこのことは示唆しておいたのですが、今、もっと詳しく言えるでしょう。つまり、サルトルの書き方は、私の意見では、フランスの学校、リセ、エコール・ノルマル、教授資格試験に見られるフランス哲学の修辞法と論文作成のモデルに照らし合わせると非常にはっきりします。哲学史を扱う仕方、思想を要約してそれを用いる仕方、こうしたスタイルは他のどんな国にも見つからないのではないか。サルトルの文章はこうしたフランス式の修辞構成モデルの跡を特に残していて、同時にこうした練習を続けなくてはならない若い人々にとって非常に有効なものになるのです。思い出しますが、私一人ではなく、エコール・ノルマル準備学級の仲間たちも、即自・対自の対立と即自かつ対自たる神というこの図式の中に、自分たちの作文のためのとても貴重な資源を見出していました。一方に、デカルト型の意識、ついに自分自身と一致するに至らない意識である対自があり、他方には自己自身と同一の即即自があり、そしてこれら二つの存在領域の地平には不可能な綜合の夢がある。これは立派なフランス哲学の作文でした。それらの図式を私たちは課題が何であれ繰り返し当てはめたのです。」
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