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洟をたらした神 吉野せい作品集
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洟をたらした神 吉野せい作品集

吉野せい(著者)

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洟をたらした神 吉野せい作品集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 弥生書房
発売年月日 1975/04/01
JAN 9784841503623

洟をたらした神 吉野せい作品集

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商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2025/10/05

2年ほど前、志を同じくする人から贈られていたのに半ばまで読んで座右に置きっぱなしにしてました。薄情な事は自分ではもう諦めていますが、流石に読んでしまわないと申しわけがない気がして再開しこのたび読了。 なぜ、早く読んでしまわなかったのか、悔やまれるほど素晴らしい作品でした。 その...

2年ほど前、志を同じくする人から贈られていたのに半ばまで読んで座右に置きっぱなしにしてました。薄情な事は自分ではもう諦めていますが、流石に読んでしまわないと申しわけがない気がして再開しこのたび読了。 なぜ、早く読んでしまわなかったのか、悔やまれるほど素晴らしい作品でした。 その人の言葉で書くという、ただそれだけのことですが、それが稀であることも事実であります。 土に鍬を入れ掘り起こしたような文章は、湯気立つような大地のかおりがしっかり読み手に伝わってゆきます。 暮らしの態度は、その人の心を形づくり、言葉を作るのだとしたら、私の生業もその影響を与えているのかと冷たいものが走ります。 読みながらあの人にも読ませたいと、思い起こしながら読んでいました。 折に触れ読み返したいと思います。

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2021/09/02

串田孫一が絶賛するだけのことはある。すべて事実という内容の過酷さがずしんと重く、しかも表現のうまさというか奔放さというか、百姓として生き、晩年になって書き始めた人とはまったく思えない。76歳で出版した本書で大宅壮一ノンフィクション賞と田村俊子賞の2つの文学賞を受賞したというのもう...

串田孫一が絶賛するだけのことはある。すべて事実という内容の過酷さがずしんと重く、しかも表現のうまさというか奔放さというか、百姓として生き、晩年になって書き始めた人とはまったく思えない。76歳で出版した本書で大宅壮一ノンフィクション賞と田村俊子賞の2つの文学賞を受賞したというのもうなづける。 70代で書いているけれど内容は執筆時点から半世紀も昔のことから順を追って、子供のこと、農作業のこと、夫のこと、近所の人や出来事など、よくも細かく覚えていることにも驚愕する。生活の苦難がよほどこたえたから逐一忘れないのか、その時々の感情が深いからか、特に苦労もなく呑気に生きてきた私には想像もできないような生活の貴重な記録でもある。

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2013/02/20

すごい本だと目にして読んでみた本。 本当にすごい本で、静かなパワーが漲っていて、こちらの弱った心身には刺激が強くて1ヶ月以上そばに置いて頑張ってみたけど途中終了。 著者が自分の人生を(結果的に)死ぬ間際に冷静に客観的に書いたもの。 ずいぶん前に読んだ松谷みよ子さんの「小説・捨...

すごい本だと目にして読んでみた本。 本当にすごい本で、静かなパワーが漲っていて、こちらの弱った心身には刺激が強くて1ヶ月以上そばに置いて頑張ってみたけど途中終了。 著者が自分の人生を(結果的に)死ぬ間際に冷静に客観的に書いたもの。 ずいぶん前に読んだ松谷みよ子さんの「小説・捨てていく話」と読んだときのザワザワするテイストはにてて、でもこちらの方が命の危機を感じるシリアス具合が半端なくて、読むパワーが湧いてこない。 ・・・暗くて、寒くて、寒くて、寒くて、辛くて、惨めで、でも強い。 そして、冷静。 著者の人生、地に足がつきすぎてて、 冬の寒い日に暖かい部屋で読むとノックダウンされてしまう。 またこちらのパワーがある時に是非読ませていただきたい。

Posted by ブクログ