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ぼくはくまのままでいたかったのに
1,540円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ほるぷ出版 |
| 発売年月日 | 1978/10/15 |
| JAN | 9784593500802 |
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ぼくはくまのままでいたかったのに
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商品レビュー
3.8
29件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〝クマが冬眠から目を覚ますと、森が消え失せていた。あっけにとられて、周りに建つ工場をポカンと見ていると 「おい、お前、とっと仕事につけ❢」と職長に言われた。 「あのう、ぼくはクマなんだけど…」 「ふざけるな❢ 薄汚い怠け者めが❢」…。クマは職長から人事課長、副工場長、工場長から社長までたらい回しにされた挙句、誰もクマだと信じてもらえないまま「労働者」として働かされることとなり…〟人間による自然破壊と生産性追求の営利企業の身勝手さを、痛烈な風刺で描かれた、切ないまでに心ゆさぶられる名作絵本。
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人間の浅はかさと自然、生き物に対する冒涜、そこからクマの自己が崩れていく様子がなんともいえず描かれている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山おくの森でクマは冬の眠りについた。クマが寝ている間に森にやってきた人間たちが、森の木を切りたおして工場を作る。眠りからさめたクマが出ていくと。 淡い繊細な絵と淡々とした文章。 目が覚めたクマが自分はクマだと訴えても、全く取り合ってもらえず。 クマは動物園かサーカスにいるもので、そうでないお前がクマのはずはない。 前提と思いこみのズレがクマをどんどん追い込んでいく。 淡々とお話がすすむのがだんだんと不気味で落ち着かない気持ちに。 最後はホッとするものの、この先はどうなるのかと絵の仄暗さに気持ちも暗くなる。 いろいろ考えさせられて、ちびちゃんとも話してみたくなる絵本。
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