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げんきなマドレーヌ 世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本
1,430円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
| 発売年月日 | 1980/11/01 |
| JAN | 9784834003628 |
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げんきなマドレーヌ
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げんきなマドレーヌ
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商品レビュー
4.3
61件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2025年10月21日読了。 最後はみんな盲腸になってしまう。 入院のお見舞いが特別感があって羨ましかったのだろう。 こどもらしいと微笑ましく読むものなのか、 子どもに病院は怖くないと思わせるための本なのか、 よくわからない。
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12人の子供たちの1人が病気になってしまうはなし。 みんなが並んで歩いているのがかわいい。短文で紙芝居のようにお話が進むテンポが楽しいです。実際のパリの街が描かれているらしく、その点も素敵です。
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前回読んだ『マドレーヌといぬ』は、シリーズの2作目にあたり、こちらが最初の作品となります(1939年)。 パリの蔦の絡んだある古いお屋敷(寄宿舎)に暮らす12人の女の子は、食事の時も歯磨きの時も寝るときも2列になり、こうして立て続けに見ると、改めてその子どもがたくさん集ま...
前回読んだ『マドレーヌといぬ』は、シリーズの2作目にあたり、こちらが最初の作品となります(1939年)。 パリの蔦の絡んだある古いお屋敷(寄宿舎)に暮らす12人の女の子は、食事の時も歯磨きの時も寝るときも2列になり、こうして立て続けに見ると、改めてその子どもがたくさん集まった賑やかな雰囲気に圧倒されて、マドレーヌ以外はほぼ無個性ではあるものの、それでもお行儀良くニコニコしたり悲しんだりと、皆が同じ気持ちを共有できる一体感が、本書に於いては終わり方の面白さにも繋がっていることに、なんとも微笑ましい気持ちにさせられて、それは子どもたちを温かく見守る、先生のミス・クラベルも同様であった。 その12人の中でも、いちばんおちびさんのマドレーヌは、ねずみや動物園のトラにも物怖じせず、冬が好きでスキーやスケートも得意な女の子で、そのタイトルに偽りなしといった元気な様子は二作目のアイデア(伏線?)が入っていたりする中、それとは相反するような意外な展開を見せるお話の流れも面白く、子どももいろんな一面を持っていることを教えてくれる。 また、ルドウィッヒ・ベーメルマンスの絵が、黄と黒の2色のみとカラーの2種類を使い分けているのも同様で、その手作り感溢れると書くと表現としておかしいのかもしれないが、カラーの大らかな塗り方の中にも優しさを感じられたり、2色のみであるからこそ、その景観に於いて、子どもたちが何を感じたのかが浮き彫りとなる情緒感もあり、そうしたものが毎日欠かさずに行っている散歩の場面によく表れている。 毎日9時半に2列になって行う散歩は、良いことに遭遇するときもあれば、悪いことに遭遇するときもあり、廃兵院で怪我をした兵士の姿を見たときは、みんなで胸を痛めることもある中、見開きの左側は雨降りの日に傘を差して、右側はよく晴れた日に風船を持ってといった、その時の気分をそれぞれ色鮮やかに表したコントラストも印象的。 そして、後半のマドレーヌの展開に於いては、彼女自身は描かずに、その周りにあるものを描くことで彼女が今どんな気分であるのかをはっきりと感じ取れて、それはカラーで情感込めてしっとりと描き上げた花の絵や、兎に見えるシミの愛らしさに、外には木があって、鳥が飛び、広い空がある、そんな素敵なものたちに囲まれて彼女はいることを想像すれば、きっと大丈夫なんだと感じ、そこにミス・クラベルと子どもたちの彼女を思う気持ちも寄り添うことで、それはまた格別なものになる中、子どもたちが発見した新たな喜びを実現するための、奔放で必死な微笑ましい行動も印象深く、ベーメルマンスは子どもの心理をよく捉えているなと感じられた。 それからパリが舞台ということで、表紙のエッフェル塔や見返しのコンコルド広場に、ノートルダム寺院やリュクサンブール公園、ルーブル美術館など、当時のパリの美しさを絵から想像しながら、子どもたちの愛らしさを楽しめるのは、このシリーズならではの素晴らしさなのだと思う。
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