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クローディアの秘密 新版 岩波少年文庫050
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クローディアの秘密 新版 岩波少年文庫050

E.L.カニグズバーグ【著】

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クローディアの秘密 新版 岩波少年文庫050

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2000/05/01
JAN 9784001140507

クローディアの秘密 新版

¥836

商品レビュー

4.1

153件のお客様レビュー

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2025/10/18

「むかし式の家出なんか、あたしにはぜったいにできっこないわ、とクローディアは思いました」 という、冒頭の一文から心を掴まれた。 児童文学だけれど、子どもを雑に子ども扱いせずに、苦悩を抱える一人間として捉え、だからこそ、子どもが子どもであるための不自由さ、そこから逃れる希望を描け...

「むかし式の家出なんか、あたしにはぜったいにできっこないわ、とクローディアは思いました」 という、冒頭の一文から心を掴まれた。 児童文学だけれど、子どもを雑に子ども扱いせずに、苦悩を抱える一人間として捉え、だからこそ、子どもが子どもであるための不自由さ、そこから逃れる希望を描けていると思う。でも、しみったれることはなく、もちろん説教くさいなんてこともなく、バイオリンケースを鞄代わりにするなどというお洒落さ、センスの良さが光っていて、読んでいて清々しい。 子どもの頃に読みたかった一冊。

Posted by ブクログ

2025/07/25

クローディアは綿密な計画をたてて家出を決行。 頼れる弟ジェイミーを連れてメトロポリタン美術館へ向かいます。 美術館に潜伏し、ある発見をし、謎解きに奔走します。 てかジェイミー、それでいいのかジェイミー。姉クローディアにアテにされすぎてない?…結果、2人にとって大冒険&大...

クローディアは綿密な計画をたてて家出を決行。 頼れる弟ジェイミーを連れてメトロポリタン美術館へ向かいます。 美術館に潜伏し、ある発見をし、謎解きに奔走します。 てかジェイミー、それでいいのかジェイミー。姉クローディアにアテにされすぎてない?…結果、2人にとって大冒険&大成長の家出となったのですが。 トランペットとバイオリンのケースに荷物を詰めて… あ!あの歌の元ネタなんですね。読んでる時は気づかずに 「荷物全然入らんな」と思ってました。

Posted by ブクログ

2025/07/17

大貫妙子の「メトロポリタン美術館」は聴いたことがあっても、「夜の博物館、天使の像、ヴァイオリン&トランペットのケース」といったモチーフが、この『クローディアの秘密』からとられているとは知らなかった…! 「家出をした姉弟が博物館に隠れ住む」というあらすじだけでも勿論わくわくするけ...

大貫妙子の「メトロポリタン美術館」は聴いたことがあっても、「夜の博物館、天使の像、ヴァイオリン&トランペットのケース」といったモチーフが、この『クローディアの秘密』からとられているとは知らなかった…! 「家出をした姉弟が博物館に隠れ住む」というあらすじだけでも勿論わくわくするけれど、物語の真の魅力は設定や道具立てではなく、クローディアとジェイミー2人の愛すべき個性と人間性にある。 お互いの長所短所を上手に(そして勿論喧嘩もしながら)補い合って冒険を続ける中で、クローディアが出会う「天使の像」。 大人達が美術的、学術的価値について論じる中で、クローディアだけは像から全く別の学びや気付きを得て、大人になろうとしていることを見抜く夫人。 この辺りが描かれる物語終盤を特に楽しく読んだ ラスト、夫人が「知識は集めるばかりではなく、からだで感じなさい」と教えてくれるシーン。素晴らしい言葉だと感動したし、作者が化学教師であると知って納得した。 知的好奇心が旺盛な子供にこそぜひ読んでほしい一冊。

Posted by ブクログ