商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 1989/06/01 |
JAN | 9784834003086 |
- 書籍
- 児童書
トルストイの民話
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トルストイの民話
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商品レビュー
5
7件のお客様レビュー
小学生時代の『私』を形作った大切な物語たち。 全17編が収められているが、岩波文庫には無い作品も入っているのは貴重。「人はなにで生きるか」「人間にはどれだけの土地が必要か」「イワンのばか」など、暗記するほど繰り返し読んだ。ロシア文学やロシア文化、そしてロシア史への興味が掻き立てら...
小学生時代の『私』を形作った大切な物語たち。 全17編が収められているが、岩波文庫には無い作品も入っているのは貴重。「人はなにで生きるか」「人間にはどれだけの土地が必要か」「イワンのばか」など、暗記するほど繰り返し読んだ。ロシア文学やロシア文化、そしてロシア史への興味が掻き立てられた。 ロシアに古くから伝わる伝承などを下敷きに、"キリスト教的な人間哲学"を平易に語り伝える極上の文学作品だと思う。ほとんど哲学書と言って良いレベルの作品もある。だが、人間が人間らしく生きるとはどういうことなのかを克明に教えてくれる。そこではキリスト者であろうと非キリスト者であろうと関係ない。ぜひ多くの人に読んで欲しい。"民話"という平易な児童向け文学の形をした究極の一品なのだから。
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民話というと児童書の棚に並んでしまうのはなぜなのか、もったいないことだと思います。本書も「古典童話シリーズ」と銘打たれてはいますが、子どもにはピンとこないでしょう。大人にすら難解で、特にキリスト教国でない国の人には理解しがたい話もあります。 本書は、岩波文庫のトルストイ民話集には...
民話というと児童書の棚に並んでしまうのはなぜなのか、もったいないことだと思います。本書も「古典童話シリーズ」と銘打たれてはいますが、子どもにはピンとこないでしょう。大人にすら難解で、特にキリスト教国でない国の人には理解しがたい話もあります。 本書は、岩波文庫のトルストイ民話集には所載されていない数編が日本語で読める貴重な一冊です。なかでも「イリヤス」は感動的です。また、翻訳も岩波文庫(1932年初版)に比べると新しいです(1989年初版)。
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トルストイ(1828~1910年)の作品、ブクログ登録は3冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 『戦争と平和』を書いたロシアの文豪トルストイによる珠玉の短編集。神は愛である??と喝破したトルストイならではの思想が、民話の装いを借りて、美しく力強く語られます。 ...
トルストイ(1828~1910年)の作品、ブクログ登録は3冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 『戦争と平和』を書いたロシアの文豪トルストイによる珠玉の短編集。神は愛である??と喝破したトルストイならではの思想が、民話の装いを借りて、美しく力強く語られます。 ---引用終了 トルストイが書いた長編作品を大雑把に見ると、 ・36~49歳位の時に、 『戦争と平和』、『アンナ・カレーニア』 ・70歳位の時に、 『復活』 50歳以降は、キリスト教的な生活に重きをおき、その辺の作品を多く書かれている感じです。 今回手にとった、『トルストイの民話』が書かれた時のトルストイの年齢は、57歳位になります。 この作品集には、『イワンのばか』が収録されていますが、その『イワンのバカ』の原題は、『イワンのばかとその二人の兄、軍人のセミョーンとたいこ腹のタラスと、口のきけない妹マラーニャと大悪魔と三匹の小悪魔の話』という、長ったらしいものだったのですね。
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